◇◆◇日々のみ言葉
2023年8月12日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書8章1節~4節】
8:1 そのころ、また大ぜいの人の群れが集まっていたが、食べる物がなかったので、イエスは弟子たちを呼んで言われた。
8:2 「かわいそうに、この群衆はもう三日間も私と一緒にいて、食べる物を持っていないのです。
8:3 空腹のまま家に帰らせたら、途中で動けなくなるでしょう。それに遠くから来ている人もいます。」
8:4 弟子たちは答えた。「こんなへんぴな所で、どこからパンを手に入れて、この人たちに十分食べさせることができましょう。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『8:1 そのころ、また大ぜいの群衆が集まっていたが、食べる物がなかったので、イエスは弟子たちを呼んで言われた。
8:2「かわいそうに、この群衆はもう三日間も私と一緒にいて、何も食べる物を持っていません。
8:3 この人たちを、このまま帰したら、おなかがすいて、途中で動けなくなるでしょう。それに、中には遠くから来ている人もいます。」
8:4 すると、弟子たちは答えた。「ここはへんぴな所ですから、この人たちに満腹させるほど、たくさんのパンを手にいれることはできません。」』
主イエスは弟子たちを呼び寄せて言われます。
「かわいそうに、この群衆はもう三日間も私と一緒にいて、何も食べる物を持っていません。この人たちを、このまま帰したら、おなかがすいて、途中で動けなくなるでしょう。それに、中には遠くから来ている人もいます。」
ここで言われた「三日間」とは、丸三日間ではなく、数えとなります。よって三日目と言う意味となります。まず、群衆ですが、男性の数だけで四千人、そして女性と子供をあわせますと、一万五千人ほどになるとも言われています。この人々が、二晩野宿するようなことがあるのでしょうか。
食べ物だけでなく、当然飲料水も必要ですし、またトイレのことも心配になります。おそらく、夕方になった時、彼らは一時家に戻ったのではないでしょうか。そして、朝になってから、また集まって来たのではないでしょうか。
そして、三日目の第一の夕方(午後3時頃)に、主は弟子たちに言われたのです。
弟子たちは、答えます。
「こんなへんぴな所で、どこからパンを手に入れて、この人たちに十分食べさせることができましょう。」
弟子たちの答えは、常識に沿っています。約一万六千人以上の人々を満腹させるほどのパンは、一体どこにあると言うのでしょうか。》