• 2023年10月1日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【ルカの福音書2章1節~20節】(新約聖書p.110上段真中)
    2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
    2:2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
    2:3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
    2:4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
    2:5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
    2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
    2:7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
    2:8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
    2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
    2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
    2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
    2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
    2:13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
    2:14 「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」
    2:15 御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」
    2:16 そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。
    2:17 それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。
    2:18 聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。
    2:19 しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
    2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

    ◎メッセージ【クリスマスの本当の意味とは?】
    《紀元7年頃、最初のローマ皇帝アウグストゥス(カイザル・オクタヴィアヌス)が、住民登録の勅令を出しました。そして、キリニウスによる最初の住民登録の時です。マリアの婚約者ヨセフはダビデの家系でしたので、ダビデの町ベツレヘムに行くことになったのです。ベツレヘムとは、エルサレムの南8キロにある村で、ダビデが最後の士師サムエルから王の油注ぎを受けた場所です。イザヤと同時代の預言者ミカは、メシアがベツレヘムにおいて生まれることを、紀元前700程前に預言しました。
    『ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたから私の為にイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から永遠の昔から定まっている。』
     マリアは男の子を出産し、洞窟の壁の冷たい飼い葉桶に、布にくるんで寝かせます。
     それと同じ頃に、ベツレヘムの郊外において、羊の番をしていた羊飼いたちに、御使いが現われ、良き知らせを告げ知らせたのです。
    「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
    「さあ、ベツレヘムまで行って主が私たちに知らせて下さったこの出来事を見届けて来よう。」
     彼らが、洞窟の家畜小屋に来ますと、御使いが言われた通り、そこに飼い葉桶の中に、布にくるまったみどりごを見つけ出すのです。
     そして、まず彼らが行なったことは、その場にひざまずいて、主イエスを礼拝することでした。これが、クリスマスの意味なのです。クリスマスとは、キリスト・マスと言う言葉を、短絡した言葉であって、「キリストをミサする」、すなわち、キリストを礼拝すると言う意味なのです。
     このお方が、今から二千年ほど前にお生まれになられたことを、もう一度改めて思い起こし、礼拝するべき特別な日なのです。そして、何の為に、だれの為にお生まれになったのかを、再確認すべき日でもあります。
     すなわち、私たちの罪の身代わりとして、十字架に掛けられ、死ぬ為に、そして三日目によみがえる為に、創造主なる神のひとり子が、私たちと同じ人となって来て下さったのです。それがクリスマスです。》

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