◇◆◇日々のみ言葉
2025年11月27日(木)
◎聖書箇所【ピリピ人への手紙4章22節~23節】
4:22 聖徒たち全員が、そして特に、カイザルの家に属する人々が、よろしくと言っています。
4:23 どうか、主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にありますように。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『4:22 すべてのクリスチャンたちから、特にローマの皇帝の宮廷に仕えているクリスチャンたちから、あなたがたによろしく。
4:23 主イエス・キリストの恵みが、あなたがたと共にあるように。』
いよいよ「ピリピ人への手紙」の最後になりました。明日からは、ガラテヤ人への手紙に行きたいと思います。
ここには、不思議なあいさつが書き記されています。すなわち、「カイザルの家に属する人々」と言う言葉です。
もし、これが真実であるとしたら、彼らは「ローマ人」であることになります。しかもそれだけではありません。皇帝の宮廷に仕える者たちでもあるということです。
以前、私は、新改訳聖書だけから判断していました。よって、パウロが軟禁されている家の見張りに立っていた4人のローマ兵たちだとばかり思っていたのです。
見張りのローマ兵たちが、皆救われたとしても何ら不思議はありません。聖霊様の大きな働きによって、彼らは皆変えられたのです。
しかし、現代訳では、「ローマの皇帝の宮廷に仕えているクリスチャンたち」と、もっと明確に訳されています。
つまり、ローマの高官を指しています。おそらく、ルカの福音書、そして続編である使徒の働きの最初に登場する「テオピロ」と言う名前から、そう判断したと思われますが、この名前には「閣下」と言う定冠詞の称号がつけられています。
まずは、見張りのローマ兵が救われ、彼らが全く変えられたのを目の当たりに見た、上司である高官が、キリスト教に興味を持ったと考えられるのです。
そして、最後は祝祷になっています。ピリピのクリスチャンに向けての祝福の言葉で、この手紙は締めくくられています。》