◇◆◇日々のみ言葉
2025年12月6日(土)
◎聖書箇所【ガラテヤ人への手紙1章10節】
1:10 いま私は人に取り入ろうとしているのでしょうか。いや。神に、でしょう。あるいはまた、人の歓心を買おうと努めているのでしょうか。もし私がいまなお人の歓心を買おうとするようなら、私はキリストのしもべとは言えません。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『1:10 そんなことを言って、今、私は人の歓心を買おうとしているのだろうか。それとも、神の御前で真実を語っているのだろうか。もしも私が人の歓心を買おうとしているのだとしたら、私はキリストに仕える者とは言えない。』
新改訳聖書はわかりにくい訳となっています。ここで、パウロが言いたいことは何なのでしょうか。
ガラテヤの諸教会は、パウロとバルナバによって設立されました。それにも関わらず、エルサレムからやって来たユダヤ主義者の自称クリスチャンと言う者たちの声を聞き、福音に疑いを持ってしまったのです。
それだけではありません。パウロの使徒職に対しても、疑問を持ったとあります。この手紙は、弁明の手紙ではなく、怒りの手紙なのです。
パウロは、自分の立場を弁明しているのではありません。それこそが、彼らの歓心を買うことになるわけです。
パウロは、真実を語ったこと、福音の真理を語ったことを言っています。福音に対しては、一歩の譲歩もすることはなく、もしそのようなことをしたとしたら、まさしく、主イエス・キリストのしもべではなく、仕える者とは言えなくなってしまいます。》