• 日々のみ言葉 2019年9月14日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年9月14日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き16章1節~2節】
    16:1 それからパウロはデルベに、次いでルステラに行った。そこにテモテという弟子がいた。信者であるユダヤ婦人の子で、ギリシヤ人を父としていたが、
    16:2 ルステラとイコニオムとの兄弟たちの間で評判の良い人であった。

    ◎ショートメッセージ
    《今日から使徒の働きの学びも、16章に入ります。パウロの第二回伝道旅行の記事となります。
     パウロとシラス(シルワノ)は、第一回伝道旅行の時とは逆のコースを巡回して行き、そしてデルベを経てルステラに行きました。

     ルステラとは、第一回伝道旅行の時に、パウロに取っては忘れることの出来ない事件のあった町です。

     一つは、生まれつき歩いたことがなかった人のいやしのことです。
     使徒の働きには、
    『ルステラでのことであるが、ある足のきかない人がすわっていた。彼は生まれながらの足なえで、歩いたことがなかった。
     この人がパウロの話すことに耳を傾けていた。パウロは彼に目を留め、いやされる信仰があるのを見て、
    「自分の足で、まっすぐに立ちなさい。」と言った。すると彼は飛び上がって、歩き出した。(使徒の働き14:8~14:10)』と書かれています。

     そしてもう一つは、
    『ところが、アンテオケとイコニオムからユダヤ人たちが来て、群衆を抱き込み、パウロを石打ちにし、死んだものと思って、町の外に引きずり出した。(使徒の働き14:19)』 と言う出来事です。
     この時、パウロは「第三の天」にまで引き上げられる体験をしたのです。その啓示の素晴らしさの故に、肉体において一つのトゲが与えられたと、告白しています。

     そのルステラに、「テモテという弟子がいた」と言うのです。ギリシャ人を父に持ち、イエス様を信じているユダヤ婦人の子でありました。おそらくユダヤ人の母が最初に信仰を持ち、次に息子であるテモテが信仰を持ったのではないでしょうか。

     さて新約聖書において、ここで初めてテモテが登場します。この時のテモテは、まだ二十才前後の若者であったと言われています。

     テモテは、青年でありながら、ルステラとイコニオム教会の兄弟たちの間で、評判の良い人であったようです。おそらく母ユニケと祖母ロイスの、良き行ないの評判もあってのことかと思われます。

     後にパウロは、このようにテモテに書き送っています。
    『私はあなたの純粋な信仰を思い起こしています。そのような信仰は、最初あなたの祖母ロイスと、あなたの母ユニケのうちに宿ったものですが、それがあなたのうちにも宿っていることを、私は確信しています。(第Ⅱテモテ1:5)』と。

     ここから、母ユニケと祖母ロイスは、クリスチャンであることが分かります。本来は、父がギリシャ人であったのなら、父の信じている信仰を継承するのが一般的ですが、祖母ロイスが、おそらく孫のテモテに、ユダヤ人として、しっかりと聖書を教え込んだのではないでしょうか。

     パウロはこのように勧めています。
    『けれどもあなたは、学んで確信したところにとどまっていなさい。あなたは自分が、どの人たちからそれを学んだかを知っており、また、幼い頃から聖書に親しんで来たことを知っているからです。聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。(第Ⅱテモテ3:14~3:15)』と。》

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