• 日々のみ言葉 2019年9月13日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年9月13日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章39節~41節】
    15:39 そして激しい反目となり、その結果、互いに別行動をとることになって、バルナバはマルコを連れて、船でキプロスに渡って行った。
    15:40 パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて出発した。
    15:41 そして、シリヤおよびキリキヤを通り、諸教会を力づけた。

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き同じ箇所からとなります。
     
     主イエス様の不思議な摂理と、また御旨によって、異邦人への伝道チームは二手に分かれました。
     すなわち、パウロと預言者シラス(シルワノ)、そしてバルナバとマルコの二組のチームにです。彼らは、別々に行動します。

     今日は、パウロとシラスのチームについて学んで見たいと思います。
     キリキヤとは、小アジヤの南東の沿海地帯にある、広く重要な地域のことです。北はタウロス山脈によりカパドキヤ、ルカオニヤと境を接し、南は地中海に面しています。 東はアマヌス山脈によりシリヤに接し、西はパンフリヤにつながっています。要するに、パウロとバルナバが第一回伝道旅行の時に伝道した地域を表わしています。
     特にキリキヤの平野の首都は、パウロが生れ育ったタルソであったのです。キリキヤは、パウロによって早くから伝道がなされていたと言われています。

     ところで、「パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて出発した。」とは、どのようなことかと言いますと、以前バルナバとパウロが、按手を受けて出発したように、この時にも按手を受けたのではないでしょうか。なぜならシラスは、まだ受けていなかったからです。

     使徒の働きによれば、
    『さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、
    「バルナバとサウロを私のために聖別して、私が召した任務につかせなさい。」
     と言われた。
     そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。(使徒の働き13:1~13:3)』と書かれています。

     ヨハネ・マルコも、その時には助手として同行しましたから、もしかしたら彼も同じように祝福の祈りを受けていたのかも知れません。そうだとするならば、パウロが怒るのもやむを得ない気がいたします。

    「そして、シリヤおよびキリキヤを通り、諸教会を力づけた。」とありますが、パウロによって作られた教会は、久しぶりの再会に喜び、またシラス(シルワノ)は預言者でしたから、多くの励ましと慰めの言葉を持って、兄弟たちを力づけたことは、言うまでもありません。明日は先に行きましょう。》

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