◇◆◇日々のみ言葉
2021年1月30日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書9章23節~25節】
9:23 イエスはその管理者の家に来られて、笛吹く者たちや騒いでいる群衆を見て、
9:24 言われた。「あちらに行きなさい。その子は死んだのではない。眠っているのです。」すると、彼らはイエスをあざ笑った。
9:25 イエスは群衆を外に出してから、うちにおはいりになり、少女の手を取られた。すると少女は起き上がった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所で、続きとなります。
マルコの福音書を見ますと、
『イエスが、まだ話しておられる時に、会堂管理者の家から人がやって来て言った。
「あなたのお嬢さんはなくなりました。なぜ、このうえ先生を煩わす事がありましょう。」
イエスは、その話の言葉をそばで聞いて、会堂管理者に言われた。
「恐れないで、ただ信じていなさい。」
そして、ペテロとヤコブとヤコブの兄弟ヨハネの他は、だれも自分と一緒に行くのをお許しにならなかった。
彼らはその会堂管理者の家に着いた。イエスは、人々が、取り乱し、大声で泣いたり、わめいたりしているのをご覧になり、中にはいって、彼らにこう言われた。
「なぜ取り乱して、泣くのですか。子どもは死んだのではない。眠っているのです。」
人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスはみんなを外に出し、ただその子どもの父と母、それにご自分の供の者たちだけを伴って、子どものいる所へはいって行かれた。
そして、その子どもの手を取って、「タリタ、クミ。」と言われた。(訳して言えば、「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」という意味である。)
すると、少女はすぐさま起き上がり、歩き始めた。十二歳にもなっていたからである。彼らはたちまち非常な驚きに包まれた。イエスは、このことをだれにも知らせないようにと、厳しくお命じになり、さらに、少女に食事をさせるように言われた。(マルコの福音書5:35~5:43)』と詳細にわたって書かれています。
主イエスは、娘の両親すなわちヤイロとその妻、そして、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、娘のいる部屋に入ります。また、家の中にいた他の人たちを外に追いやられました。そして娘の手を取られたのです。
「タリタ、クミ。」
この言葉は、当時の公用語であるアラム語です。アラム語はバビロニアの言葉です。なぜ、マルコはギリシャ語ではなく、この言葉をアラム語で書き記したのでしょうか。
多くの学者は、目撃者(ペテロ、ヤコブ、ヨハネ)の記憶の中に、この言葉が非常に強く印象に残ったからであろう、と考えています。
新約聖書は、古代ギリシャ語(コイネー)で書かれています。この時、主イエスは、彼女の霊に向かって、アラム語で話されたのです。
「タリタ、クミ。」
「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」という意味です。
主イエスが、人を生き返らせたことは、この時が一番最初であると言われています。明日も続きです。》