• 日々のみ言葉 2021年11月11日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年11月11日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書23章13節~15節】
    23:13「しかし、忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、人々から天の御国をさえぎっているのです。自分もはいらず、はいろうとしている人々をもはいらせないのです。
    23:14〔忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、やもめたちの家を食いつぶしていながら、見えのために長い祈りをするからです。ですから、あなたがたは、人一倍ひどい罰を受けます。〕
    23:15 忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。改宗者をひとりつくるのに、海と陸とを飛び回り、改宗者ができると、その人を自分より倍も悪いゲヘナの子にするからです。」

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、昨日と同じ箇所からです。今日は、15節から考えて見たいと思います。

    「忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。改宗者をひとりつくるのに、海と陸とを飛び回り、改宗者ができると、その人を自分より倍も悪いゲヘナの子にするからです。」

     改宗者とは、
     この言葉のおもな原語とは、ヘブル語で「ゲール」、ギリシャ語では「プロセーリュトス」と言う単語であった、一定期間在留中または永住の異国人を指す単語です。
     在留異国人もイスラエル民族のうちにとどまっているかぎり、律法に従って安息日を守り、7週の祭、仮庵の祭、そして「契約の言葉」をすべて守らなければならないとされていました。
     出エジプト記において、主なる神様に「過越のいけにえ」をささげる在留異国人は割礼を受けることを命じられています。しかし捕囚期以降、この単語はユダヤ教への改宗者全般を指氏示すようになりました。
     異邦人が改宗する時には、「改宗の儀式」が行なわれました。神殿の祭司によって「割礼」を受け、証人の前で「きよめの沈め(洗い)」を受け、神殿にいけにえをささげるという3儀式が命じられたのです。これを受けることによって、改宗者として認められ、ユダヤ人の会堂に出入りすることが許可されたのです。

     当時の異邦人は、パリサイ人や律法学者たちを通して、なかなかユダヤ教を受けいれることが難しかったようです。
     しかし、一人の異邦人が改宗者となってユダヤ教徒となった時、主イエスは、「その人を自分より倍も悪いゲヘナの子にする」と言われました。これはどのような意味なのでしょうか。

     つまり、ユダヤ教には救いがないと言うことです。もちろん、ユダヤ教は旧約聖書の下に成り立っています。キリスト教も同じです。しかし、救いは唯一なのです。
     それは、主イエス・キリストを信じ受け入れることだけなのです。このお方以外には、誰によっても救いはないのです。世界中で、この御名の他には、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間には与えられていないからです。》

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