◇◆◇日々のみ言葉
2022年6月22日(水)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙4章13節~16節】
4:13 というのは、世界の相続人となるという約束が、アブラハムに、あるいはまた、その子孫に与えられたのは、律法によってではなく、信仰の義によったからです。
4:14 もし律法による者が相続人であるとするなら、信仰はむなしくなり、約束は無効になってしまいます。
4:15 律法は怒りを招くものであり、律法のないところには違反もありません。
4:16 そのようなわけで、世界の相続人となることは、信仰によるのです。それは、恵みによるためであり、こうして約束がすべての子孫に、すなわち、律法を持っている人々にだけでなく、アブラハムの信仰にならう人々にも保証されるためなのです。「私は、あなたをあらゆる国の人々の父とした。」と書いてあるとおりに、アブラハムは私たちすべての者の父なのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『4:13 というのは、アブラハムとその子孫に対してなされた、世界の相続人になるという神の救いの約束は、律法を行なうことによって、その人々に果たされるのではなく、信じる人々に成就するからである。
4:14 もしも律法を行なうことによって神の救いの相続人になれるというのであれば、信仰はむなしくなり、神の約束も無効になってしまうだろう。
4:15 というのは、律法は、人がそれを完全に行なうことができないため、結局は怒りを下す役割を果たすに過ぎないからである。
4:16 こういうわけで、救いの相続人になるには、信仰によって神が与えてくださる恵の祝福を受けることによってであり、これは、すべての人々、つまり律法を持っているユダヤ人だけでなく、アブラハムの信仰に従う人々も、信じさえすれば、その約束が成就するのである。だから、アブラハムはすべての人の父である。』
ここには、行ないによって救われるのではなく、主イエスを信じる信仰によって救われることが、明確に解き明かされています。もちろん律法は良いものなのです。しかし、律法とは、「罪とは何なのか」について証しをするものであって、誰一人守り通すことの出来る人間はおりません。よって律法とは、神様の怒りを招くものであり、結局は怒りを下す役割を果たすもの、すなわち裁きを下すものとなるのです。
律法は、すべての人を罪に閉じ込めるのです。よってすべての人は罪人となります。それだからこそ、救い主が必要なのです。罪を赦し、永遠のいのちを与えて下さる救い主が。
それこそが、父なる神様が、御子イエス・キリストをまことの人間として、この地上に送られた理由なのです。そして、十字架につけた理由なのです。》