◇◆◇日々のみ言葉
2023年3月14日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章23節~27節】
1:23 すると、すぐにまた、その会堂に汚れた霊につかれた人がいて、叫んで言った。
1:24 「ナザレの人イエス。いったい私たちに何をしようというのです。あなたは私たちを滅ぼしに来たのでしょう。私はあなたがどなたか知っています。神の聖者です。」
1:25 イエスは彼をしかって、「黙れ。この人から出て行け。」と言われた。
1:26 すると、その汚れた霊はその人をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。
1:27 人々はみな驚いて、互いに論じ合って言った。「これはどうだ。権威のある、新しい教えではないか。汚れた霊をさえ戒められる。すると従うのだ。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『1:23 すると、その会堂に、悪霊につかれた人がいて、大声で叫んで言った。
1:24 「ナザレのイエス。いったい俺たちに何の用があるのだ。あんたは、俺たちを滅ぼしに来たのだろう。俺は、あんたが誰なのか知っている。あんたは、神から遣わされた人だ。」
1:25 イエスは彼をしかって、「黙れ。この人から出て行け。」と言われた。
1:26 悪霊は彼をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。
1:27 すると、そこにいた人々はみな驚いてしまい、互いにこう言った。「これはいったい何事だろう。権威のある新しい教えだ。悪霊をさえも、命令されると、従ってしまった。」』
昨日は「悪霊」について学びました。今日はこの場面から考えて見ましょう。主イエス様は、シモン・ペテロと弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとヨハネ、そしておそらくピリポとナタナエルと一緒に、カペナウムのユダヤ人会堂に入られた時のことでした。
「ナザレの人イエス。いったい私たちに何をしようというのです。あなたは私たちを滅ぼしに来たのでしょう。私はあなたがどなたか知っています。神の聖者です。」
悪霊は自分で話すことは出来ません。取り憑いた人の唇を用いて話します。本来、悪霊は嘘つきであり、何も良い物を持っておらず、徹底的に悪そのものですが、ここでは何と「真実」を語っているのです。すると、主は叱りつけられました。
「黙れ。この人から出て行け」
まず、悪霊どもは、主イエス様を知っていました。かつては天の御使いでしたので、神の御子なるお方とは、互いに顔見知りであったはずです。
また、彼ら一人一人にも名前がつけられていました。もちろん主イエス様はすべてをご存知です。主は、悪霊どもからの証言を受けることを、良しとはしないのです。
なぜなら、神様は、私たち人間の心からの礼拝を、そして賛美を望んでおられるからです。私たちは、父なる神様、十字架に掛けられ三日目によみがえられた神の御子イエス様、助け主であり慰め主である聖霊様を誉め讃えるのです。真の神様に栄光あれ!》