◇◆◇日々のみ言葉
2023年8月10日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書7章32節~37節】
7:32 人々は、耳が聞こえず、口のきけない人を連れて来て、彼の上に手を置いて下さるように願った。
7:33 そこで、イエスは、その人だけを群衆の中から連れ出し、その両耳に指を差し入れ、それからつばきをして、その人の舌にさわられた。
7:34 そして、天を見上げ、深く嘆息して、その人に「エパタ。」すなわち、「開け。」と言われた。
7:35 すると彼の耳が開き、舌のもつれもすぐに解け、はっきりと話せるようになった。
7:36 イエスは、このことをだれにも言ってはならない、と命じられたが、彼らは口止めされればされるほど、かえって言いふらした。
7:37 人々は非常に驚いて言った。「この方のなさったことは、みなすばらしい。つんぼを聞こえるようにし、おしを話せるようにして下さった。」
◎ショートメッセージ
《一昨日と昨日と同じ箇所からとなります。
さて、今日は、36節と37節について考えて見たいと思います。明日は、第8章にはいります。
主イエスは、人々に、そしておそらくかつて聾唖者であった者にも、「このことをだれにも言ってはいけない」と命じられました。
これは、どのような意味なのでしょうか。証しをしてはいけないのでしょうか。実は、同じ様なケースが、他にもあるのです。それは、「重い皮膚病(らい病)」が癒された人に対しても、主は「だれにも言ってはならない」と厳しく命じられたことがあります。
『さて、ひとりのらい病人が、イエスのみもとにお願いに来て、ひざまずいて言った。「お心一つで、私はきよくしていただけます。」
イエスは深くあわれみ、手を伸ばして、彼にさわって言われた。
「私の心だ。きよくなれ。」
すると、すぐに、そのらい病が消えて、その人はきよくなった。そこでイエスは、彼をきびしく戒めて、すぐに彼を立ち去らせた。そのとき彼にこう言われた。
「気をつけて、だれにも何も言わないようにしなさい。ただ行って、自分を祭司に見せなさい。そして、人々へのあかしのために、モーセが命じた物をもって、あなたのきよめの供え物をしなさい。」(マルコ1:40~1:44)』
ここから、まず私たちがすべきことは、神様に感謝を捧げることであることが分かります。神様だけが栄光をお受けになられるからです。しかし、人々は口止めされればされるほど、かえって言いふらした、とあります。
そして、主イエスの言われたことに、私たちは従う必要があると言うことです。従順こそが、祝福を受ける秘訣なのです。》