• 日々のみ言葉 2023年8月9日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年8月9日(水)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書7章32節~37節】
    7:32 人々は、耳が聞こえず、口のきけない人を連れて来て、彼の上に手を置いて下さるように願った。
    7:33 そこで、イエスは、その人だけを群衆の中から連れ出し、その両耳に指を差し入れ、それからつばきをして、その人の舌にさわられた。
    7:34 そして、天を見上げ、深く嘆息して、その人に「エパタ。」すなわち、「開け。」と言われた。
    7:35 すると彼の耳が開き、舌のもつれもすぐに解け、はっきりと話せるようになった。
    7:36 イエスは、このことをだれにも言ってはならない、と命じられたが、彼らは口止めされればされるほど、かえって言いふらした。
    7:37 人々は非常に驚いて言った。「この方のなさったことは、みなすばらしい。つんぼを聞こえるようにし、おしを話せるようにして下さった。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。再度となりますが、現代訳を掲載します。
    『7:32 人々は、聾唖者を連れて来て、彼の上に手を置いて治して下さるようにと願った。
     7:33 そこで、イエスは、その人を群衆の中から連れ出し、その両耳に指を差し入れ、それからつばきを付けて、その人の舌に触られた。
     7:34 そして天を仰ぎ、深くため息を突いて、その聾唖者に同情し、その人に「エパタ」すなわち「開け」と言われた。
     7:35 すると、彼の耳が開き、舌のもつれもすぐに解け、はっきりと話せるようになった。
     7:36 イエスは、このことをだれにも言ってはいけないと人々に命じられたが、彼らは口止めされればされるほど、かえって言いふらした。
     7:37 人々は非常に驚いて言った。「この方のなさったことは、何もかもすばらしい。聾唖者を聞こえるようにし、また話せるようにして下さった。」』

     さて、昨日は人々が連れて来た、「一人の聾唖者」について考えて見ました。今日は、主イエスが成された行為について考えて見たいと思います。

     まず、主は彼を、群衆の中から連れ出したとあります。主は、なぜそうされたのでしょうか。私は、群衆の人々が、聾唖者である彼を、主の御もとに連れて来たのは、もちろん彼が癒される為でもありますが、見世物気分で連れて来たことも、あながち嘘ではないと思うのです。
     また、彼の両耳に指を差し入れ、それからつばきをして、舌にさわられ、「エパタ(開け)」と言われました。これは、あまり歓迎されない行為ではないでしょうか。しかし、主はあえてそうされたのです。
     主イエスは、一言で彼を癒すことはもちろんお出来になられました。しかし、群衆に向けて、一つのメッセージを送られたのです。すなわち、主の成せる御わざや癒やしは見世物ではないと言うことをです。》

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