◇◆◇日々のみ言葉
2023年8月16日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書8章11節~12節】
8:11 パリサイ人たちがやって来て、イエスに議論をしかけ、天からのしるしを求めた。イエスをためそうとしたのである。
8:12 イエスは、心の中で深く嘆息して、こう言われた。「なぜ、今の時代はしるしを求めるのか。まことに、あなたがたに告げます。今の時代には、しるしは絶対に与えられません。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
パリサイ派の律法学者たちが、主イエスの御もとにやって来ました。しかし、彼らは主に教えを請う為に来たのではなく、主を試そうとして来たのです。
もちろん、人の心が一瞬にして分かる主イエスは、それを知っており、それゆえ、心の中で深くため息をされたのです。
「なぜ、今の時代はしるしを求めるのか。まことに、あなたがたに告げます。今の時代には、しるしは絶対に与えられません。」
主が語られたこの言葉について、今日は考えて見たいと思います。主が生きておられた、今から二千年ほど前には、彼らが求める「しるし」は、確かに与えられませんでした。しかし、後の時代には与えられることを、主は暗示しておられるのです。
黙示録によりますと、
『「それから、私が私のふたりの証人に許すと、彼らは荒布を着て千二百六十日の間預言する。」
彼らは全地の主の御前にある二本のオリーブの木、また二つの燭台である。彼らに害を加えようとする者があれば、火が彼らの口から出て、敵を滅ぼし尽くす。彼らに害を加えようとする者があれば、必ずこのように殺される。
この人たちは、預言をしている期間は雨が降らないように天を閉じる力を持っており、また、水を血に変え、そのうえ、思うままに、何度でも、あらゆる災害をもって地を打つ力を持っている。(黙示録11:3~11:6)』と書かれています。
この預言は、未だにまだ成就してはいません。また、これはエルサレムを舞台として、成されることになります。
「ふたりの証人」とは、エリヤとエノクのことです。まさに、彼らは、二千年ほど前に主イエスが言われた「しるし」を行なうのです。そして、驚くべきことに、今も、この時にも、相も変わらず、律法学者たちはエルサレムに存在しています。
そして、これは「大患難時代」に起こることであって、教会はすでに天に引き上げられた後のことになります。》