• 日々のみ言葉 2023年8月17日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年8月17日(木)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書8章13節~16節】
    8:13 イエスは彼らを離れて、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。
    8:14 弟子たちは、パンを持って来るのを忘れ、舟の中には、パンがただ一つしかなかった。
    8:15 そのとき、イエスは彼らに命じて言われた。「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい。」
    8:16 そこで弟子たちは、パンを持っていないということで、互いに議論し始めた。

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『8:13 イエスは彼らを離れ、また、舟に乗って向こう岸へ行かれた。
     8:14 弟子たちは、パンを持って来るのを忘れ、舟の中には、一つパンしかなかった。
     8:15 その時、イエスは彼らに言われた。「パリサイ派の人たちやヘロデ党の人たちのイースト菌に十分注意し、警戒しなさい。」
     8:16 弟子たちは、自分たちがパンを持って来なかったからだろうと言って、互いに議論を始めた。』

     「四千人の給食」の奇跡が終わった後のことです。おそらく十二弟子は、主イエス様と共に、シモン・ペテロの持ち舟に乗っていましたが、他の弟子たちは、別の舟に乗っていたことは間違いないことです。「四千人の給食」も、また「五千人の給食」も、十二弟子だけで、群衆にパンと魚を配るのは、物理的に不可能です。しかも、時間が限られています。この時、少なくとも十二弟子以外に、六十人を越える弟子たちがお供をしていたと思われます。
     さて、夕刻を過ぎ、間もなく夜のとばりが訪れようとしています。十二弟子と主イエス様の乗る舟の中で、起こった出来事が今日の場面となります。
     残ったパンは、いくつのカゴに一杯になりましたか。七つです。しかし、弟子たちは、満腹になった為、たった一つしか、カゴの中からパンを持ち出さなかったのです。

     主は言われます。
    「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい。」

     しかし、弟子たちには、何のことか分からない為、パンを持ってこなかった責任を互いになすりつけ始めたのです。これが人間です。これが私たちなのです。私たちは、何時も「犯人捜し」を始めるのです。自分を差し置いて、他人に罪を着せるのです。

     私たちは未だに「罪人」です。しかし、赦された罪人なのです。何時いかなる時も、十字架を忘れてはならないのです。主の十字架があってこそ、私たちは罪赦され、神の子どもとされたのですから。》

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