• 日々のみ言葉 2023年8月25日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年8月25日(金)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書8章27節~28節】
    8:27 それから、イエスは弟子たちとピリポ・カイザリヤの村々へ出かけられた。その途中、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は私をだれだと言っていますか。」
    8:28 彼らは答えて言った。「バプテスマのヨハネだと言っています。エリヤだと言う人も、また預言者のひとりだと言う人もいます。」

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『8:27 それから、イエスは弟子たちとピリポ・カイザリヤの村々へ出かけられたが、その途中、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「この世の人々は、私をだれだと言っていますか。」
    8:28 彼らは答えて言った。「ある人々は、バプテスマのヨハネだと言い、また、他の人々は、エリヤだと言っております。要するに、預言者の一人だと言っています。」』

     ピリポ・カイザリアとは、「ピリポのカイザリヤ」という意味です。ヨルダン川の4水源の一つナハル・バニアスが発するヘルモン山南麓の高台に位置していた町のことです。
     水源の一つである「泉の洞穴」には、ヘレニズム時代からパネイオン(パン神の聖所)があり、町はパニアスと呼ばれていました。
     紀元前20年、ヘロデ大王は皇帝アウグストゥスからこの町を与えられ、その記念に皇帝の像を安置した大理石の神殿を建てたのです。
     その後、その子ヘロデ・ピリポが町を拡張美化し、皇帝ティベリウスに敬意を表して、名をカイザリヤと改め、地中海沿岸にあるカイザリヤと区別するため、自分の名を加えてピリポ・カイザリヤと呼ぶようになったとのことです。
    このような、自然神パンの偶像礼拝や皇帝崇拝が長い間行なわれていた場所で、主イエスは弟子たちに「あなたがたは,私をだれだと言いますか」と尋ねられたのです。

    「ある人々は、バプテスマのヨハネだと言い、また、他の人々は、エリヤだと言っております。要するに、預言者の一人だと言っています。」(現代訳)

     この時、すでに「バプテスマのヨハネ」は殉教しています。つまり、ヘロデ・アンティパスが言ったように、バプテスマのヨハネの生まれ変わりだと言うことです。
     そして、エリヤとは、メシアが来る前に、神様が送られる先駆者のことです。つまり、預言者であって、メシアではないと人々が言っているということです。》

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