◇◆◇日々のみ言葉
2023年8月24日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書8章22節~26節】
8:22 彼らはベツサイダに着いた。すると人々が、盲人を連れて来て、さわってやって下さるようにイエスに願った。
8:23 イエスは盲人の手を取って村の外に連れて行かれた。そしてその両眼につばきをつけ、両手を彼に当ててやって、「何か見えるか。」と聞かれた。
8:24 すると彼は、見えるようになって、「人が見えます。木のようですが、歩いているのが見えます。」と言った。
8:25 それから、イエスはもう一度彼の両眼に両手を当てられた。そして、彼が見つめていると、すっかり直り、すべてのものがはっきり見えるようになった。
8:26 そこでイエスは、彼を家に帰し、「村にはいって行かないように。」と言われた。
◎ショートメッセージ
《一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『8:22 彼らがはベツサイダに着くと、人々は盲人を連れて来て、さわって下さるようにと、イエスに願った。
8:23 イエスは盲人の手を取って、村の外に連れて行かれた。そして、両眼につばを付け、両手を彼に当てて、「何か見えますか」と聞かれた。
8:24 すると、彼は目を上げて、「人が見えます。木のようですが、歩いているようです」と答えた。
8:25 それから、イエスはもう一度、彼の両眼に両手を当てられた。盲人が見詰めていると、すっかり治って、すべてのものがはっきり見えるようになった。
8:26 そこで、イエスは彼を家に帰し、「村に入って行かないように。」と言われた。』
今日は、主イエス様が最後に言われたご命令について考えて見たいと思います。盲目がすっかり癒され、完全に見えるようになった彼に、主は言われました。
「村にはいって行かないように。」と。
その前に、「彼を家に帰した」とあります。どうやら、彼の家は村の中にではなく、別の場所にあったことが分かります。
おそらく、彼は主イエス様に盲目を癒されたことを、ただちに人々に証ししたかったに違いないのです。
聖書には、メシアなるお方は盲人の目を開くことが預言されています。彼は、主イエス様こそ、真のメシアなるお方であることを、人々に教えたかったに違いありません。しかし、主は家に帰るように命じられたのです。証しすることが問題ではありません。
この後、当然彼は人々に大いに証ししたに違いありません。それでは、なぜ主は、そのことをあえて許されなかったのでしょうか。
まず彼は、家に帰り、家族に証しして、神様に感謝を捧げることこそが、彼がやるべきことであったからです。家族こそがその「良き知らせ」をまず知るべき人たちなのです。 あのレギオンを宿していた男性に対しても、主イエス様は「家に帰る」ように命じられたのです。》