• 2023年8月27日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【ルカの福音書1章39節~45節】(新約聖書p.108上段真中)
    1:39 それから、マリアは立って、山地にあるユダの町に急いで行った。
    1:40 そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。
    1:41 エリサベツがマリアのあいさつを聞いたとき、子が胎内で躍り、エリサベツは聖霊に満たされた。
    1:42 そして大声で叫んだ。「あなたは女の中で最も祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。
    1:43 私の主の母が私の所に来られるとは、どうしたことでしょう。
    1:44 あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどそのとき、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。
    1:45 主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」

    ◎メッセージ【マリアの訪問】
    《御使いガブリエルは、マリアにしるしとして親戚のエリサベツの懐妊の事を告げ知らせ、去って行きました。それから、マリアは、すぐに「山地にあるユダの町」に向かいます。
     さて、ザカリヤはアビヤの組の祭司でした。多くの祭司は、エルサレム市内から4kmばかり下った住み良い町エリコに住んでいます。しかし、ザカリヤ夫婦は、エルサレム郊外のエン・カレム(葡萄畑の泉)に住んでいました。それゆえ、エリコに対して「山地にあるユダヤの町」と言われていたのです。
     マリアは両親と何度か、エン・カレムのザカリヤの家に来たことは間違いありません。 それゆえに、マリアは、祭司ザカリヤと、その妻エリサベツとは、周知の間柄であり、顔見知りであったことは、全く疑いのないことです。
     さて、マリアはエルサレムに着きますと、そこで、ナザレから一緒に巡礼に来た人たちと別れて、エン・カレムのザカリヤの家に急ぎます。そして、ザカリヤの家に着きますと、エリサベツにあいさつしました。
     すると、エリサベツは聖霊に満たされ、預言します。旧約時代の頃には、聖霊は、神様が授けようとした人にしか臨まれないのです。
    「あなたは女の中で最も祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどその時、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。」と。
     このエリサベツの言葉は、聖霊によらなけば、語ることは出来ません。エリサベツは御使いガブリエルのマリアへの受胎告知を知りません。これらはすべて、主イエスの母となるマリアの為のしるしと、道しるべなのです。
     マリアのエリサベツ訪問も、偶然ではなく、神様の摂理の中に組み込まれていた出来事として用意されていたのです。
    「主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」
     ここから、私たちが学ぶことは「信仰」についてです。ヘブル人書は、勧めています。
    『さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。昔の人たちは、この信仰によって称賛されました。信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いて下さる方であることを、信じなければならないのです。』
     今は終わりの時代です。そして、この世は私たちの生きぬくい世界ですが、私たちクリスチャンは、信仰によってみ言葉と共に、主の証人として、与えられた使命に、主と共に生きて行くのです。》

Comments are closed.