◇◆◇日々のみ言葉
2023年8月28日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書8章31節】
8:31 それから、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、三日の後によみがえらなければならないと、弟子たちに教え始められた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『8:31 それから、イエスは、ご自分が長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、捨てられ、殺されて、三日の後に復活するべきことを、弟子たちに教え始められた。』
シモン・ペテロによる劇的な「メシア告白」の後、主イエスは、第一回受難予告をなされました。マルコとマタイは、その時の主イエスのお言葉を掲載していませんが、ルカは書き記しています。
『さて、イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちが一緒にいた。イエスは彼らに尋ねて言われた。
「群衆は私のことをだれだと言っていますか。」
彼らは、答えて言った。
「バプテスマのヨハネだと言っています。ある者はエリヤだと言い、またほかの人々は、昔の預言者のひとりが生き返ったのだとも言っています。」
イエスは、彼らに言われた。
「では、あなたがたは、私をだれだと言いますか。」
ペテロが答えて言った。
「神のキリストです。」
するとイエスは、このことをだれにも話さないようにと、彼らを戒めて命じられた。そして言われた。
「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」(ルカ9:18~9:22)』と。
ルカは、この後にシモン・ペテロが、主イエスをいさめるという場面を省いています。そればかりではなく、「この岩の上に教会を建てる」という預言も省略しています。この事から、間違いなく、ルカはマルコとマタイの福音書を知っていたことが分かります。
主は第一回受難予告をされましたが、十二弟子たちには、全くちんぷんかんぷんであったのです。》