◇◆◇日々のみ言葉
2023年9月26日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書9章42節】
9:42「また、私を信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『9:42 「それに反して、私を信じている、このように小さい者たちを、一人でもつまずかせる者は、大きな罪を犯したことになります。裁かれても仕方がありません。」』
新改訳は、ギリシャ語本文から直訳していますが、聖書には多くのユダヤのことわざや、言い回しが書き記されています。
この言葉も言い回しであって、実際に、「大きい石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれ」るような例えは、私たち日本人には、あまり馴染みのない言葉です。
それに対して、現代訳はあえて意訳していて、主が言われる真理と教えが十分に伝わって来ます。
「私を信じるこの小さな者たち」とは、「幼子たち」のことです。また、これは、年齢的な「幼子」と言うことも含みますが、信仰における「幼子」と言う意味をも併せ持っています。
信仰が長くなりますと、救われたばかりの人、すなわち「霊的幼子」を、裁いてしまう信仰の先輩がいないとは限りません。それがつまずきを与えると言うことなのです。よって私たちは、救われて間もない人たちを、温かい目で見てあげる必要があります。
しかし、律法主義に陥っている教会も少なからず存在することも事実です。そこには、主の命令である「あなたがたは、互いに愛し合いなさい」ということよりも、裁き合う場合が多いと思われます。
教会には、裁きではなく、赦しと慰めと癒やしと励ましがあるべきなのです。教会に紛れもなく「愛」が存在するならば、たとえ人数が少なくとも、主が喜ばれ、また大いなる祝福と恵みが降り注がれると信じています。》