• 2023年12月10日(日)礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【ルカの福音書3章21節~22節】(新約聖書p.114上段左側)
    3:21 さて、民がみなバプテスマを受けていたころ、イエスもバプテスマを受けられた。そして祈っておられると、天が開け、
    3:22 聖霊が鳩のような形をして、イエスの上に降って来られた。すると、天から声がした。「あなたは私の愛する子。私はあなたを喜ぶ。」

    ◎メッセージ【主イエス・キリストのバプテスマ】
    《ルカは、主イエス・キリストのバプテスマについて数節しか書き記していません。しかし、マタイの福音書における平行同一記事においては、バプテスマのヨハネと主イエスとのやり取りが書き記されています。
    『その頃、イエスはガリラヤからヨルダン川のヨハネのもとに来られた。彼からバプテスマを受けるためであった。しかし、ヨハネはそうさせまいとして言った。
    「私こそ、あなたからバプテスマを受ける必要があるのに、あなたが私の所においでになったのですか。」
    「今はそうさせてほしい。このようにして正しいことをすべて実現することが、私たちにはふさわしいのです。」
     ここで、ヨハネが言っています「バプテスマ」とは、ヨハネが授けている「悔い改めのバプテスマ」ではなく、「聖霊と火のバプテスマ」を指しています。
     また、「正しいこと」とは、すべての人の身代わりとして、悔い改めのバプテスマを受けると言うことを指しています。これこそが、救い主であることの明確なしるしなのです。
     ペテロは、証しします。
    『キリストも一度、罪のために苦しみを受けられました。正しい方が正しくない者たちの身代わりになられたのです。それは、肉においては死に渡され、霊においては生かされて、あなたがたを神に導くためでした。』と。
     さて、主イエス様は、ヨハネからバプテスマを受けました。その時、天が開き聖霊が鳩のような形をして、主イエスの上に降って来られたのです。そして、その時、天から「父なる神」の声が響きました。ここに、三位一体のヤーヴェなる神様が啓示されているのです。
    「あなたは私の愛する子。私はあなたを喜ぶ。」
     父なる神は、主イエスの公生涯において、三度、天から語られています。今回、そして変貌山においてモーセとエリヤが現われた時に、最後は、受難週において、シュロの日曜日に、まことの神として、エルサレム入場された後に、語られました。
    「私は栄光をすでに現わしたし、またもう一度栄光を現わそう。」と。
     父なる神は、どれほどに子なる神イエス・キリストを愛しておられたことでしょうか。それゆえに、愛する我が子が十字架にかけられる場面を見ようとは、されなかったのです。
     さて、この言葉は、主イエス様だけでなく、私たち一人一人にも語られています。父なる神様は、御子イエスを愛しておられると同じくらい、私たち一人一人を愛しておられます。預言者イザヤは、父なる神の御旨と御思いをこの様に書き記しています。
    『だが今、主はこう言われる。ヤコブよ、あなたを創造した方、イスラエルよ、あなたを形造った方が。「恐れるな。私があなたを贖ったからだ。私はあなたの名を呼んだ。あなたは、私のもの。
     あなたが水の中を過ぎるときも、私は、あなたと共にいる。川を渡るときも、あなたは押し流されず、火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。 
     私はあなたの神、主、イスラエルの聖なる者、あなたの救い主であるからだ。私はエジプトをあなたの身代金とし、クシュとセバをあなたの代わりとする。私の目には、あなたは高価で尊い。私はあなたを愛している。だから、私は人をあなたの代わりにし、国民をあなたのいのちの代わりにする。恐れるな。私があなたと共にいるからだ。』と。
     やがて異邦人の救いの数が満ちた時、栄光の携挙が来ると信じています。その後、選民ユダヤ人へ、再び栄光と祝福の時が戻ることになります。大患難時代は、まさしくユダヤ人が中心となって、世界中に主イエス・キリストを証し、宣べ伝えるようになることを、黙示録は預言しています。》

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