◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月24日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章39節~40節】
14:39 イエスは再び離れて行き、前と同じ言葉で祈られた。
14:40 そして、また戻って来て、ご覧になると、彼らは眠っていた。ひどく眠けがさしていたのである。彼らは、イエスにどう言ってよいか、わからなかった。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:39 イエスはまた離れて行き、前と同じような言葉で祈られた。
14:40 そして、また戻って来て、彼らが眠っているのをご覧になった。彼らは、目をあけていることができなかったのである。そして、彼らはイエスにどうお答えしてよいか分からなかった。』
主イエスは、シモン・ペテロに言われました。
「シモン。眠ってしまったのか。わずか一時も、私と一緒に目を覚ましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目を覚まして、祈っていなさい。心はどんなに燃えていても、肉体は弱いものだ。」(現代訳)
この言葉は、主イエスの一回目の祈りが終わった後に言われました。そして、今日の箇所が二回目となります。この時には、三人とも眠っていたことは間違いありません。
主イエスは、この行為を三回にわたって繰り返されます。つまり、彼らから離れて祈られ、彼らの所に戻って来て起こされ、そしてまた離れて祈られ、戻って来て起こされるのです。
と言うことは、三回にわたって、しかも一時間ずつ、合計三時間は祈っておられたと言うことになります。主と父なる神様との間にどんなやり取りが行なわれたのかは、私たちには分かりませんが、三回目の最後に、父なる神様は主イエスに応えられたのではないでしょうか。
ところで、主と弟子たちの一行が、ヨハネ・マルコの家からゲッセマネの園に来たのは、おそらく午後十時をまわっていたと思われます。
それから、少なくとも三時間以上は経っていたとするならば、裏切り者が来る時間は、午前一時を過ぎていたと考えられます。
そして、その頃には、大勢の群衆がゲッセマネの園にやって来る物音が聞こえて来たはずなのです。》