◇◆◇日々のみ言葉
2024年6月20日(木)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙4章9節】
4:9 私は、こう思います。神は私たち使徒を、死罪に決まった者のように、行列のしんがりとして引き出されました。こうして私たちは、御使いにも人々にも、この世の見せ物になったのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『4:9 私はこんなことを考えたりする。神は、私たち使徒を、野獣と戦わせるために、闘技場へと引き立てられて行く死刑囚のように、行列の最後に引き出して、御使いにも人々にも、この世の見せ物にされたのではないか。』
当時のローマでは、死罪に決まった者は、公衆の面前で見世物にされたのです。特に、やがて起こり来る、ローマ帝国最大の悪王と称された皇帝ネロによる、クリスチャンの迫害は、まさに壮絶なものでした。
十二使徒のほとんどが殉教し、使徒パウロも殉教します。まさしく、彼がここで言っていることは、預言であって、また自身の運命をも暗示していたのです。
パウロはローマ市民でしたので、十字架刑ではなく、斬首刑に処せられます。その時、彼は何を思ったのでしょうか。
私は、かつてのサウロ自身の迫害によって、多くの処刑されたクリスチャンの兄弟姉妹の顔ではなかったのではないかと、思っています。》