◇◆◇日々のみ言葉
2024年7月14日(日)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙6章5節~6節】
6:5 私はあなたがたをはずかしめるためにこう言っているのです。いったい、あなたがたの中には、兄弟の間の争いを仲裁することのできるような賢い者が、ひとりもいないのですか。
6:6 それで、兄弟は兄弟を告訴し、しかもそれを不信者の前でするのですか。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『6:5 私は、あえてあなたがたに恥をかかせようと思って、こんなことを言っているのだ。一体あなたがたの中には、問題を処理できる者は一人もいないのか。
6:6 それで、信者同士がお互いに未信者の裁判官の前に訴え出るのか。』
私は、30年以上前に、座間カルバリーチャペルに通い続けたことがあります。その時には、電車で片道2時間半かかりました。ほぼ毎週通ったことを覚えています。その後、座間から大和に教会が移転し、今は「森の教会」として用いられている教会時代まで、通い続けました。その教会の献堂式にも参加しました。その時のメッセージは、恩師中野雄一郎先生でした。今でもそのメッセージを覚えています。
大川従道先生が、座間から大和に移る決断をされた時に(私は、その場に居合わせました)、かつて座間教会の役員であったある方々が、大川先生を告訴したことがあったのです。
それは、新会堂建設の為に、貯蓄していた二千万円の会堂献金を、建設を請け負ったあるクリスチャンの建設会社に前払いとして支払ったのですが、何と会堂建築が本格的にスタートしようとした矢先に、突然、その建設会社が倒産したのです。(この報告の時にも居合わせました。)
教会役員たちは、大川先生が建設会社とぐるになって、あえてそのように計らったと言うのです。
この裁判は、何と最高裁まで行きました。結果は大川先生の無罪が確定したのです。私は、さらに新しい会堂(現会堂)の礼拝にも参加させていただきましたが、その時に、この証しをされたのです。先生が証しの最後に言われたことは、告訴した役員たちのことについてでした。彼らのその後の信仰生活について本当に心配されておられました。
大川先生は、この裁判の為に多くの眠られない夜を過ごし、涙を流しながら会堂で祈り続けたそうです。
神様が用いておられる主の器に対して、そのようなことをした役員たちを、その後、神様がどのように取り扱われたかは私には分かりません。
そのことについては、大川先生は口をにごされましたが、私は「悲しい結末」であったと思っています。》