• 2024年7月21日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【ルカの福音書6章12節~16節】(新約聖書p.120下段左側)
    6:12 そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。
    6:13 そして、夜が明けると弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をお与えになった。
    6:14 すなわち、ペテロという名を与えられたシモンとその兄弟アンデレ、そしてヤコブ、ヨハネ、ピリポ、バルトロマイ、
    6:15 マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、熱心党員と呼ばれていたシモン、
    6:16 ヤコブの子ユダ、イスカリオテのユダで、このユダが裏切る者となった。

    ◎メッセージ【十二使徒の召命】
    《「その頃、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。」とあります。主は、十二使徒を選ぶ為に、父なる神様と徹夜で話し合われたのです。
    この頃には、主の弟子たちは、最低でも72人以上、もしかしましたら100人以上はいたかも知れません。この中から、たった12人を選ぶのですから、大変だったに違いありません。もっとも。最初の6人は、ヨハネの福音書によれば、主イエスがバプテスマのヨハネに洗礼を授かってから、数日もしくは一週間以内に与えられた弟子たちですので、比較的たやすく決まったかも知れません。
    すなわち、ゼベダイの子ヨハネとその兄弟ヤコブ、アンデレとその兄弟シモン・ペテロ、そして、ベツサイダ出身のピリポとその友人バルトロマイです。
    この6人は、ヨハネの福音書における7つのしるしである「最初の奇跡」の目撃者でもあるのです。
    そして、次は、カペナウムにおいて、すぐに加えられた取税人レビではないでしょうか。 それから、その他の5人を選ぶのに、主イエスは徹夜の祈りのほとんどを費やしたとも思うのです。
    ところで、主はなぜ、十二使徒を選ばれたのでしょうか。マルコの福音書には、明確な理由が書かれています。
    『イエスは十二人を任命し、彼らを使徒と呼ばれた。それは、彼らをご自分のそばに置くため、また彼らを遣わして宣教をさせ、彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。』
    それから、主イエスと父なる神様は、疑い深いトマス、レビの兄弟アルパヨの子ヤコブ、ヤコブの子ユダ(タダイと同一人物)と熱心党員シモンを選ばれたと思われます。そして、いよいよ最後の一人となりました。
    主イエスはダビデの子とも言われ、ダビデの血筋を引いています。ダビデは、預言者でもあり、詩篇に、多くのメシアの苦難を預言しています。
    『私が信頼した親しい友が私のパンを食べている者までが私に向かってかかとを上げます。』
    主イエスは、旧約聖書をすべて知っておられました。また、ご自身が選んだ者の中に、このみ言葉が成就することも、もちろんご存知でした。
    そうであっても、主イエスと父なる神様は、イスカリオテのユダを十二使徒の中に加えられたのです。そして、この日から、本格的な十二弟子の訓練が始められます。
    主は彼らに言われました。
    『「あなたがたが私を選んだのではなく、私があなたがたを選び、あなたがたを任命しました。』と。
    この言葉は、彼らだけではなく、私たちにも向けられています。私たちは、あたかも自分の意思で決心したかのように思っていますが、実は、恵みと哀れみによって、信じることが出来たのです。
    主イエスは、三年半をかけて弟子たちを訓練されました。そして彼らに使命をお与えになったのです。私たちにも使命が与えられています。それは、一人でも多くの日本人を主の御もとに連れて行くことです。》

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