• 日々のみ言葉 2024年8月10日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2024年8月10日(土)

    ◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙7章18節~20節】
    7:18 召されたとき割礼を受けていたのなら、その跡をなくしてはいけません。また、召されたとき割礼を受けていなかったのなら、割礼を受けてはいけません。
    7:19 割礼は取るに足らぬこと、無割礼も取るに足らぬことです。重要なのは神の命令を守ることです。
    7:20 おのおの自分が召されたときの状態にとどまっていなさい。

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『7:18 信仰に入った時、すでに割礼を受けていたのなら、その割礼の跡を消そうとしてはならないし、割礼を受けていなかったのなら、今さら割礼を受けるべきではない。
    7:19 割礼のある無しはどうでもよいことであって、大切なのは神の戒めを守ることである。
    7:20 それぞれが、信仰に入った時の状態のままでいるべきである。』

    「割礼」とは、ユダヤ人であることのしるしです。主イエスも、生まれてから八日目に、エルサレム神殿において、祭司より割礼を施されています。
    さて、パウロの手紙は、ユダヤ人宛てではありません。クリスチャンとなった異邦人である、ギリシャ人やローマ人への手紙なのです。
    彼らが、ユダヤ教に改宗して、エルサレム神殿内に入る為には、ユダヤ人と同じように、祭司によって割礼を施される必要がありました。
    よって、ギリシャやローマの神々からユダヤ教の神様を信じた場合には、二つの立場が用意されていたのです。異邦人で、ユダヤ教を受け入れ、割礼を施した者は、高い改宗者として、ユダヤ人の会堂やエルサレム神殿内に入ることが許されたのです。
    しかし、割礼を施すことを躊躇した異邦人は、次なる改宗者と見なされ、神殿内の異邦人の庭までは入ることが許されました。
    ローマ・イタリア隊の百人隊長コルネリオは、後者の立場を貫いた者でした。しかし、主イエス様は、コルネリオを選ばれ、御使いの幻を通して救いに導き、聖霊のバプテスマを授けられたのです。
    パウロは、「大切なのは、神の戒めを守ることである」と言っています。それでは、その戒めとは何でしょうか。
    ヨハネによりますと、主イエス様は、次の戒めを与えられました。
    『「あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、私のあなたがたに与える戒めです。」(ヨハネ15:17)』と。
    これこそが、すべてのクリスチャンに与えられた戒めなのです。》

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