◇◆◇日々のみ言葉
2025年12月15日(月)
◎聖書箇所【ガラテヤ人への手紙2章1節~2節】
2:1 それから十四年たって、私は、バルナバと一緒に、テトスも連れて、再びエルサレムに上りました。
2:2 それは啓示によって上ったのです。そして、異邦人の間で私の宣べている福音を、人々の前に示し、おもだった人たちには個人的にそうしました。それは、私が力を尽くしていま走っていること、またすでに走ったことが、むだにならないためでした。
◎ショートメッセージ
《今日から、ガラテヤ人への手紙は第2章に入ります。現代訳を掲載いたします。
『2:1 それから十四年たって、私は、バルナバとテトスと一緒に、またエルサレムへ行った。
2:2 私がエルサレムに行ったのは、神の示しを受けたからである。私がユダヤ人以外の人々に宣べ伝えている救いの福音について、エルサレムのクリスチャンたちと話し合うためであった。そして、教会の指導者たちとは個別的に話し、私の伝道について理解してもらおうと思った。』
ここで、パウロは、「それから十四年たって」と書き記していますが、これが何時から十四年経ったのかが、学者の意見の分かれる所でもあります。
使徒の働きによりますと、パウロは三回エルサレムに上っていることになっています。その第二回目となるのか、もしくは、ローマに護送される時の第三回目となるのか、どちらの立場にも取れるとのことなのです。
現代訳は、かなり意訳しています。また、尾山令仁先生は、前者、すなわち第二回目にあたる、第一回エルサレム教会会議のこととして、訳しています。
ただし、その時にテトスを伴なったことは、使徒の働きには書かれてはいないのです。
これは、あくまで私個人の見解なのですが、パウロは、主イエス様と出会ってから、三回ではなく、四回もしくは五回、エルサレムに上ったのではないでしょうか。そうしますと、使徒の働きと、パウロ書簡の不一致が解決するようにも思えるのです。》