• 日々のみ言葉 2016年8月30日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年8月30日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書1章24節~25節】
    1:24 その後、妻エリサベツはみごもり、五か月の間引きこもって、こう言った。
    1:25「主は、人中で私の恥を取り除こうと心にかけられ、今、私をこのようにしてくださいました。」

    ◎ショートメッセージ
    《御使いガブリエルは、ザカリヤに言いました。

    「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
     彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」

     このガブリエルの言葉を耳にしたのは、ザカリヤただ一人です。後にルカは、誰からこの話を聞いたのでしょうか。
     ルカがパウロと出会い救われた頃には、すでにザカリヤとエリサベツも、またバプテスマのヨハネも主イエス様も、この世にはいませんでした。
     しかし、この話を知っている唯一の人物が存在したのです。それが主の母マリヤです。主の母マリヤは、十字架の後、使徒ヨハネに引き取られることになります。そこで、マリヤは、自分の知っていたことをすべてヨハネに話したとしても、不思議ではないと思われます。

     エルサレムにおける祭司の仕事の務めを無事に終えたザカリヤは、足取り軽く自分の家に戻って行きました。出迎えたエリサベツが、夫が一言も話すことが出来ないのを知り、当然、言及したはずです。
     そしてその時、ザカリヤは、手にペンを取って、妻エリサベツに、神殿で何が起こったのか、体験したことを教えたのです。

     それを聞いたエリサベツはどうしたのでしょうか。夫ザカリヤと違って、素直にガブリエルの言葉を信じ受け入れ、夫を奮い立たせたに相違ありません。

     そして、ついにエリサベツの恥がぬぐい去られる時が来たのです。そうです。妻エリサベツは身ごもったのです。
     エリサベツは年を取っていました。しかし御使いの言葉を信じていますから、無事に生まれることが分かっていたとしても、母体のため、またお腹の中にいる男の子ヨハネの為に、体調が安定するまで、五ヵ月の間、大事を取って引きこもったのです。
     その時には、おそらく神様を礼拝し、感謝の祈りを捧げていたと思われます。

    「主は、人中で私の恥を取り除こうと心にかけられ、今、私をこのようにしてくださいました。」
    「不妊の女」と言われ続け、いつも肩身の狭い思いをしてきたエリサベツが、ついに喜びの顔を上に上げる時が来たのです。

     神様は、ご自身を信頼し、期待し、待ち望む者には、必ず報いてくださいます。そしていつまでも恥をかかせてはおかないお方です。やがて、その人を通して神様は、栄光を現わされるのです。

    『「あなたは、私が主であることを知る。私を待ち望む者は恥を見ることがない。」(イザヤ書49:23後半)』》

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