◇◆◇日々のみ言葉
2016年9月2日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書1章30節~33節】
1:30 すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。
1:31 ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
1:32 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
◎ショートメッセージ
《多くのイスラエルの女性たちは、すなわち乙女たちは、メシヤが処女から生まれることを知っていたと思われます。
イザヤ書によりますと、
『それゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。(イザヤ書7:14 )』と、書かれてあるからです。
しかし、それはイスラエルのすべての処女に当てはまるのではなく、聖書によりますと、はっきりと限定されてます。
同じくイザヤ書によれば、
『エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。その上に、主の霊がとどまる。それは知恵と悟りの霊、はかりごとと能力の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である。
この方は主を恐れることを喜び、その目の見るところによってさばかず、その耳の聞くところによって判決を下さず、正義をもって寄るべのない者をさばき、公正をもって国の貧しい者のために判決を下し、口のむちで国を打ち、くちびるの息で悪者を殺す。正義はその腰の帯となり、真実はその胴の帯となる。
狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく。雌牛と熊とは共に草を食べ、その子らは共に伏し、獅子も牛のようにわらを食う。乳飲み子はコブラの穴の上で戯れ、乳離れした子はまむしの子に手を伸べる。私の聖なる山のどこにおいても、これらは害を加えず、そこなわない。主を知ることが、海をおおう水のように、地を満たすからである。
その日、エッサイの根は、国々の民の旗として立ち、国々は彼を求め、彼のいこう所は栄光に輝く。(イザヤ書11:1~11:10)』と、書かれてあるのです。
すなわちダビデの子孫にあたる女性から、しかも処女から、メシヤは生まれるのです。ダビデを祖先に持つ処女たちは、自分が「メシヤ」すなわち救い主の母になれたら、と胸をときめかしていたのです。マリヤとて同じです。
婚約者のヨセフも、ダビデの血筋にあたる者でした。それゆえ、人口調査の時に、ベツレヘムに行かなければならなかったのです。
しかし、主イエス様は、ヨセフの血を受け継いではいません。マリヤの血だけを受け継いだのです。もしそうでないとしたら、聖書の預言は偽りとなってしまいます。主イエス様は、真にダビデの血を受け継いだ者なのです。
「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子は優れた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
マリヤは、まさかその母として、自分が選ばれようとは、夢にも思っていなかったはずです。神様の「人類救出」のご計画は、時と共に、着実に成就して行くのです。》