◇◆◇日々のみ言葉
2016年9月9日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書1章40節~41節】
1:40 そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。
1:41 エリサベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、子が胎内でおどり、エリサベツは聖霊に満たされた。
◎ショートメッセージ
《マリヤは、父エリ(カトリック教会ではヨアキム)と母アンナ(ハンナと言う説有り)、そして愛する婚約者ヨセフの了承を得ると、足取りも軽やかに、ユダの山地にある町・エンカレムに向かって行きました。
もちろん若い女性の一人旅などは許されずはずもなく、おそらく知り合いか、もしくは信頼できる隊商が、ちょうどエルサレムに向かう所だったので、便乗が許されてのことだと思います。
さてエルサレムに着きました。エンカレムは、エルサレムの西郊外にある小さな町です。意味は、「葡萄園の泉」と言う意味です。
さて、ここで驚くべき事実が隠されています。
それは、マリヤが、祭司ザカリヤと親類エリサベツの家を知っていたと言うことです。これは、過去に何回も来ていなければ、辿り着くことは難しいことです。方向音痴でなければですが。
もしかしたら、マリヤの家族は、年三回エルサレムにて行なわれる「三大祭り」の時に、ここに宿泊して、毎日数キロの道程を、エルサレムまで往復したのかも知れません。
そればかりでありません。エリサベツもマリヤを良く知っていたのです。その証しが、次に書かれている言葉からも伺うことが出来るのです。
『エリサベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、子が胎内でおどり、エリサベツは聖霊に満たされた。』
ここでマリヤは、何とエリサベツにあいさつしたのでしょうか。一般的には「シャローム」です。「シャローム」とは、「平安があなたにありますように。」と言う意味です。
その時、エリサベツの胎内にいたヨハネが、踊ったと言うのです。これは、すでにヨハネの霊がそこに間違いなく存在していたことを指し示します。ヨハネの霊は、主イエス様の霊が、マリヤの胎内に存在していたことが分かったのです。なぜそんなことが出来るのでしょうか。それは、ザカリヤに対する御使いガブリエルの預言から分かります。
『まだ母の胎内にある時から聖霊に満たされ、(ルカの福音書1:15)』」
二人とも、まだ胎の中の存在でしたが、聖霊様がともにおられたのです。もっとも主イエス様は、神様そのもののお方であられましたが。
そしてエリサベツも、その時、聖霊に満たされたのです。》