◇◆◇日々のみ言葉
2018年1月2日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書17章3節~4節】
17:3「気をつけていなさい。もし兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい。そして悔い改めれば、赦しなさい。
17:4 かりに、あなたに対して一日に七度罪を犯しても、『悔い改めます。』と言って七度あなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」
◎ショートメッセージ
《イエスは弟子たちにこう言われました。
「つまずきが起こるのは避けられない。だが、つまずきを起こさせる者は、忌まわしいものです。この小さい者たちのひとりに、つまずきを与えるようであったら、そんな者は石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」
そしてその次に言われた教えが、兄弟を戒め、そして悔い改めたなら赦すことでした。ここでイエス様が言われている「兄弟」とは、主を信じているクリスチャンである同胞を意味しています。
なぜなら未信者の者であるならば、悔い改めることなどしないからです。この世では、罪を犯して捕まった者が、「自分はやっていません」と平気でしらばっくれることを、私たちは良く知っています。
さて、それでは兄弟が犯したどの罪に対して、彼を戒めるべきなのでしょうか。モーゼに与えられた十戒は、第一戒から第四戒までが、神様は対しての戒めであり、第五戒から第十戒までが、人間に対しての戒めが書かれています。
出エジプト記によりますと、
『あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。
殺してはならない。
姦淫してはならない。
盗んではならない。
あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」(出エジプト20:12~20:17)』と書かれています。
この戒めの中で、具体的に考えられますことは、姦淫(女性問題)、盗み(ごまかしを含む)、偽りの証言(嘘)などがあげられます。もし兄弟が、そのような罪に関わっていたのなら、彼を戒め、そして悔い改めるなら赦しなさい、と言うことです。
第6戒の戒めである人殺しなどはもってのほかであり、その場合には、罪を告白し悔い改めることはもちろん、社会的にも罪を償うことは言うまでもありません。
主の前に罪を告白し、主は赦して下さいます。しかし彼は行なった行為の償いをしなければなりません。それが罪の刈り取りであり、責任なのですから。
さてイエス様は、「仮に七度」と言われましたが、これは七度までは赦してやるが、八度目はない、と言うことではなく、完全数「7」を表現していて、すなわち意味は何度も何度も、とのことなのです。
しかし私たちは、日本の諺にあるように、「堪忍袋の緒が切れる」のです。これが普通です。なぜなら人間だからです。
この教えを聞いた弟子たちは、イエス様に助けを求めます。》