◇◆◇日々のみ言葉
2018年4月3日(火)
◎聖書箇所【ルカの福音書20章41節~44節】
20:41 すると、イエスが彼らに言われた。「どうして人々は、キリストをダビデの子と言うのですか。
20:42 ダビデ自身が詩篇の中でこう言っています。『主は私の主に言われた。
20:43「私が、あなたの敵をあなたの足台とする時まで、私の右の座に着いていなさい。」』
20:44こういうわけで、ダビデがキリストを主と呼んでいるのに、どうしてキリストがダビデの子でしょう。」
◎ショートメッセージ
《イエス様のこの言葉も、三つの共観福音書に書き記されています。
マタイによれば、
『パリサイ人たちが集まっているときに、イエスは彼らに尋ねて言われた。
「あなたがたは、キリストについて、どう思いますか。彼はだれの子ですか。」
彼らはイエスに言った。
「ダビデの子です。」
イエスは彼らに言われた。
「それでは、どうしてダビデは、御霊によって、彼を主と呼び、『主は私の主に言われた。「私があなたの敵をあなたの足の下に従わせるまでは、私の右の座に着いていなさい。」』と言っているのですか。ダビデがキリストを主と呼んでいるのなら、どうして彼はダビデの子なのでしょう。」(マタイの福音書22:41~22:45)』と書かれており、
マルコによれば、
『イエスが宮で教えておられたとき、こう言われた。
「律法学者たちは、どうしてキリストをダビデの子と言うのですか。ダビデ自身、聖霊によって、こう言っています。『主は私の主に言われた。「私があなたの敵をあなたの足の下に従わせるまでは、私の右の座に着いていなさい。」』ダビデ自身がキリストを主と呼んでいるのに、どういうわけでキリストがダビデの子なのでしょう。」
(マルコの福音書12:35~12:37前半)』と、書かれているのです。
このように三つの共観福音書を照らし合わせながら、読み比べて行きますと、全体像がはっきりと見えて来ます。
イエス様は、エルサレムの神殿においてパリサイ人や律法学者たちに質問しました。
「あなたがたは、キリストについて、どう思いますか。彼はだれの子ですか。」
ここで彼らは、キリスト(旧約聖書に預言されたメシヤ)が、ダビデの血を受け継いだ子孫から出現することを、知っています。
しかしたいへんな真理を、真実を彼らは知りません。
それはイエス様が、真にダビデの子孫であることをです。彼らの目と心は雲らされていて、ガリラヤ出身のイエス様が、まさかダビデと血筋であったことなどは、夢にも思っていなかったからです。
なぜなら彼らは、イエス様が「ベツレヘム」で生まれたことを知らないのです。
ここから、イエス様が、「ナザレのイエス」と呼ばれたことも分かるのです。ガリラヤ出身の者は、その特有な訛りの為に、同胞から軽蔑されていたからです。
議会における、ニコデモへの弁論からも、十分納得させられるのです。
『彼らは答えて言った。「あなたもガリラヤの出身なのか。調べてみなさい。ガリラヤから預言者は起こらない。」(ヨハネの福音書7:52)』
イエス様はここで詩篇110篇を引用されました。
明日も同じ箇所からさらに学んで行くことにします。》