◇◆◇日々のみ言葉
2018年4月9日(月)
◎聖書箇所【ルカの福音書21章5節~6節】
21:5 宮がすばらしい石や奉納物で飾ってあると話していた人々があった。するとイエスはこう言われた。
21:6「あなたがたの見ているこれらの物について言えば、石がくずされずに積まれたまま残ることのない日がやって来ます。」
◎ショートメッセージ
《この記事も他の共観福音書に書き知るされています。その内容に若干の違いがあります。
マタイは、
『イエスが宮を出て行かれるとき、弟子たちが近寄って来て、イエスに宮の建物をさし示した。
そこで、イエスは彼らに答えて言われた。
「このすべての物に目をみはっているのでしょう。まことに、あなたがたに告げます。ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」(マタイの福音書24:1~24:2)』と書き、
マルコは、
『イエスが、宮から出て行かれるとき、弟子のひとりがイエスに言った。
「先生。これはまあ、何とみごとな石でしょう。何とすばらしい建物でしょう。」
すると、イエスは彼に言われた。
「この大きな建物を見ているのですか。石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」(マルコの福音書13:1~13:2)』
、と書いています。
ルカは、「人々」と書いていますが、マタイは弟子たちが、宮がすばらしい石や奉納物で飾ってあることに驚嘆していたと言い、そしてマルコは弟子のひとりが、イエス様に話しかけたことになっています。
三つの共観福音書から、まとめてみますと、エルサレムの神殿に訪れた人々が、城壁の石の見事さに驚嘆しているのを見て、弟子たちも同じように共鳴し、そしてひとりの弟子が、
「先生。これはまあ、何とみごとな石でしょう。何とすばらしい建物でしょう。」
と、イエス様に話しかけられたと言うことになるかと思います。
それに対してイエス様は、
「あなたがたの見ているこれらの物について言えば、石がくずされずに積まれたまま残ることのない日がやって来ます。」と言われました。
これはまさしく紀元70年に起きることの預言です。この預言は、弟子たちに対してであり、しかも非常に重要な預言なのです。
この時のイエス様の目には、未来が見えておられたのではないでしょうか。ローマ兵によって、宮の石がすべて崩されるその有様を。
イエス様は、はっきりと「その日がやって来る」と宣告されています。
つまり聖書に書かれた預言は、すべてが必ず、時が満ちると成就することを、私たちに教えているのです。》