◇◆◇日々のみ言葉
2018年8月1日(水)
◎聖書箇所【ルカの福音書24章49節】
24:49「さあ、私は、私の父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」
◎ショートメッセージ
《「あなたがたは、これらのことの証人です。」
証人とはどのような定義なのでしょうか。
広辞苑によりますと、「証拠を示す人」「事実を証拠立てる人」と説明しています。
紛れもなく、主イエス様が復活されたことです。三日目によみがえられたことです。
生きておられることです。そしてこの方こそが、約束されたメシヤであり、救い主、神の御子なるお方であることを。
旧約聖書は、このお方について書かれていたことを。
しかし証人になるには、どうしても必要なもの、いいえ、聖霊なるお方の助けが、絶対に必要だったのです。
ルカの福音書の続編となる使徒の働きには、
『彼らと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。
「エルサレムを離れないで、私から聞いた父の約束を待ちなさい。
ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。
聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」(使徒の働き1:4 ~1:5・1:8)』と書かれています。
ルカがその福音書に書き記したことは、ゼベタイの家にて、主が現われた時に語られたことであり、使徒の働きに書かれたことは、それから四十日後、今度はヨハネ・マルコの家からオリーブ山に弟子たちを連れて行かれた時に語られたことです。
しかし弟子たちには、イエス様の別な命令があったのです。それはガリラヤに行くことです。かつて使徒と任命された、ガリラヤ湖畔近くの山に行くことです。
マタイの福音書によりますと、
『すると、御使いは女たちに言った。
「恐れてはいけません。あなたがたが十字架につけられたイエスを捜しているのを、私は知っています。ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。
ですから急いで行って、お弟子たちにこのことを知らせなさい。イエスが死人の中からよみがえられたこと、そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれ、あなたがたは、そこで、お会いできるということです。では、これだけはお伝えしました。」
そこで、彼女たちは、恐ろしくはあったが大喜びで、急いで墓を離れ、弟子たちに知らせに走って行った。
すると、イエスが彼女たちに出会って、
「おはよう。」
と言われた。彼女たちは近寄って御足を抱いてイエスを拝んだ。
すると、イエスは言われた。
「恐れてはいけません。行って、私の兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。そこで私に会えるのです。」(マタイの福音書28:5~28:10)』と書かれていて、
二人の御使いも、そしてイエス様も、ガリラヤに行くべきことを伝えています。これは「都(エルサレム)に留まっていなさい。」と言う命令に相反します。
よって考えられますことは、ルカはそのことをあえて省略したと言うことです。これも私の推測なのですが、イエス様は、よみがえられたその日に現われた時に、まず弟子たちにガリラヤに行くことを命じられ、そして弟子たちがエルサレムに戻った後、都に留まることを命令されたのではないでしょうか。》