◇◆◇日々のみ言葉
2018年9月19日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き2章23節】
2:23「あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。」
◎ショートメッセージ
《まず初めにシモン・ペテロは、集まって来た人々に、旧約聖書のヨエル書からみ言葉を引用しました。
「これは、預言者ヨエルによって語られた事です。
『神は言われる。終わりの日に、私の霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。
その日、私のしもべにも、はしためにも、私の霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。また、私は、上は天に不思議なわざを示し、下は地にしるしを示す。それは、血と火と立ち上る煙である。主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。しかし、主の名を呼ぶ者は、みな救われる。』」
ペテロは、み言葉を用いました。
預言者ヨエルは、紀元前八百年頃、エルサレムにおいて預言した預言者です。パレスチナを襲って、あらゆるものを破壊してしまったいなごの災害について、偶像礼拝と真の神様を捨てた罪のゆえに、神様がイスラエルを裁いたことを明らかにしたのです。
そのみ言葉を、分かりやすく説明を加えながら、群衆に向かってペテロは話したのです。
これは一介のガリラヤの漁師では考えられないことです。真にペテロは、聖霊様によって導かれていることが分かります。
そしてメッセージの始めには、いかにみ言葉が、すなわち聖書が不可欠であることを教えているのです。
このみ言葉の最後は、
『しかし、主の名を呼ぶ者は、みな救われる。』と言うことです。
この言葉にこそ、霊的力が宿っていると言っても過言ではありません。
人々を霊的に目覚めさせる為には、み言葉の力が絶対的に必要なのです。
「あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。」
イエス様を十字架につけて殺したのは誰でしたか。
そうです。その権限を持っていた、ローマ総督ポンテオ・ピラトであり、彼の部下のローマ兵たちです。そして刑を実際に執行したのは、百人隊長マンリウスでした。
しかし真の犯人は、イエス様をローマ総督に引き渡したユダヤ人指導者たちなのです。 そしてそれに同意し、
「十字架につけろ」「十字架につけろ」と叫んだ、
過越の祭に巡礼に来ていた、多くの一般的ユダヤの人々だったのです。
ピラトはイエス様にこう言いました。
「あなたは私に話さないのですか。私にはあなたを釈放する権威があり、また十字架につける権威があることを、知らないのですか。」
イエス様は答えられました。
「もしそれが上から与えられているのでなかったら、あなたには私に対して何の権威もありません。ですから、私をあなたに渡した者に、もっと大きい罪があるのです。」
この「大きい罪」こそ、
「あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。」と言うことなのです。》