◇◆◇日々のみ言葉
2018年9月21日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き2章25節~28節】
2:25 「ダビデはこの方について、こう言っています。『私はいつも、自分の目の前に主を見ていた。主は、私が動かされないように、私の右におられるからである。
2:26 それゆえ、私の心は楽しみ、私の舌は大いに喜んだ。さらに私の肉体も望みの中に安らう。
2:27 あなたは私のたましいをハデスに捨てて置かず、あなたの聖者が朽ち果てるのをお許しにならないからである。
2:28 あなたは、私にいのちの道を知らせ、御顔を示して、私を喜びで満たしてくださる。』
◎ショートメッセージ
《「あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。しかし神は、この方を死の苦しみから解き放って、よみがえらせました。この方が死につながれていることなど、ありえないからです。」
そしてシモン・ペテロは続けます。
ここでも何と、旧約聖書のみ言葉を引用するのです。何度でも言わせていただきます。
かつては一介のガリラヤ湖の漁師であった者が、なぜこれほどまでに正確に聖書のみ言葉を持ち出せることが出来るのでしょうか。
この時代には、まだ私たちのように、持ち運びが出来る一冊の聖書など存在しないのです。
旧約聖書はすべて写本家によって羊皮紙に手書きされ、巻物となってシナゴークに厳重に管理されているのです。誰もが、何時でも好きな時に、読みたい箇所を読むことなどは、許されてはいないのです。
ペテロが引用した詩篇16篇は、
『私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。
それゆえ、私の心は喜び、私のたましいは楽しんでいる。私の身もまた安らかに住まおう。
まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず、あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。
あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります。(詩篇16:8~16:11)』と書かれています。
ペテロは、皆にわかりやすいように、少し変えて説明していますが、その内容はほぼ原文に忠実です。
この詩篇こそが、主イエス様の復活を預言しているのです。
「まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず、あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。」
そして、
「あなたは私に、いのちの道を知らせてくださいます。」とは、「永遠のいのち」のことの他ありません。》