• 日々のみ言葉 2018年11月27日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年11月27日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き5章5節~6節】
    5:5 アナニヤはこの言葉を聞くと、倒れて息が絶えた。そして、これを聞いたすべての人に、非常な恐れが生じた。
    5:6 青年たちは立って、彼を包み、運び出して葬った。

    ◎ショートメッセージ
    《「アナニヤ。どうしてあなたはサタンに心を奪われ、聖霊を欺いて、地所の代金の一部を自分のために残しておいたのか。それはもともとあなたのものであり、売ってからもあなたの自由になったのではないか。なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」

     このペテロの言葉に、皆さんはどう思いますか。

     何度も言います。

     もしアナニヤが、何も言わず、ペテロの足下に地所の代金を置いただけで、罪になるのでしょうか。

     確かにイエス様は、心の思いだけで罪を犯したことになる、と教えられました。昨日は「姦淫してはならない」と言う、十戒の第七戒に対する主の教えについて学びました。

     主イエス様は、その前に第六戒についての教えもされたのです。

     マタイの福音書によりますと、
    『「昔の人々に、『人を殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、私はあなたがたに言います。兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし。』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者。』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。」(マタイの福音書5:21~5:22)』と書かれています。

     「兄弟に向かって腹を立てる者」は、誰であっても裁きを受けなければならないのです。この場合の兄弟とは、自分以外の人を指します。よって、人に対して怒りを持つ者は、皆、罪人であって、裁かれることになります。

     この場合にも、心で思っただけで、裁かれるのです。また、「ばか者」、あるいは「能なし」と人に対して言う者は、地獄に落とされることになります。

     良いですか。
     これは旧約時代の話でもあるのです。
     ここでイエス様が言われています真意は、誰もが罪人であって、そのままでは皆、地獄に行くしかない、と言うことなのです。

     それだからこそ、「救い主」、「助け主」が必要とされるのです。それだからこそ、主イエス様が、人となって来て下さったのです。身代わりの死を遂げる為に。

     シモン・ペテロのこの言葉は、アナニヤとサッピラを裁く言葉ではないでしょうか。裁き主は、イエス様だけなのです。

     確かに、アナニヤとサッピラは、良くないことを図りました。そのことを聖霊がペテロに教えられたのです。

     ペテロの言葉を聞いたアナニヤは、心臓発作を引き起こしたのです。今で言うなら、突然死にあたります。

     私は、神様が裁いたとは思えないのです。もし、神様がこの夫婦を裁かれたのなら、ルカは明確に書き記すはずです。
    「アナニヤとサッピラに、瞬時にして神様の裁きがくだされた」と。

     ペテロの配慮に欠けた言葉によって、アナニヤは死に至ったと、私は思います。》

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