◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月9日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き7章59節~60節】
7:59 こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼んで、こう言った。「主イエスよ。私の霊をお受け下さい。」
7:60 そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないで下さい。」こう言って、眠りについた。
◎ショートメッセージ
《「石打の刑」とは、重大な律法に反した者、あるいは神への冒涜を行なった者に課される死刑方法です。
かつて、議会が主イエス様をポンテオ・ピラトに引き渡した時に、このようなやりとりがありました。
ヨハネの福音書によりますと、
『そこで、ピラトは彼らのところに出て来て言った。
彼らはピラトに答えた。
「あなたがたは、この人に対して何を告発するのですか。」
「もしこの人が悪いことをしていなかったら、私たちはこの人をあなたに引き渡しはしなかったでしょう。」
そこでピラトは彼らに言った。
「あなたがたがこの人を引き取り、自分たちの律法に従ってさばきなさい。」
ユダヤ人たちは彼に言った。
「私たちには、だれを死刑にすることも許されてはいません。」(ヨハネの福音書18:29~18:31)』
彼ら自身が、律法(モーセの十戒)を守ろうともせず、また嘘偽りを言っていることは明白です。
なぜなら「石打の刑」は、決して廃止されてはいなかったからです。そして何と、後のパウロも同じ目に遭うことになります。
また彼らは、そのすぐ後に、このようにもポンテオ・ピラトに言っています。
『祭司長たちや役人たちはイエスを見ると、激しく叫んで、
「十字架につけろ。十字架につけろ。」と言った。
ピラトは彼らに言った。
「あなたがたがこの人を引き取り、十字架につけなさい。私はこの人には罪を認めません。」
ユダヤ人たちは彼に答えた。
「私たちには律法があります。この人は自分を神の子としたのですから、律法によれば、死に当たります。」(ヨハネの福音書19:6~19:7)』
ステパノは、まことの神の御子イエス様に仕える者であり、そしてその内側には聖霊様がおられたのです。
ステパノは、「神への冒涜罪」によって、石打の刑にされました。
何とも、摩訶不思議なことでしょうか。
「神への冒涜」と言いながら、まことの神様に反逆しているのですから。ユダヤの指導者たちの罪は明白なのです。
しかしステパノは、このように言うのです。
「主イエスよ。私の霊をお受け下さい。主よ。この罪を彼らに負わせないで下さい。」
明日も同じ箇所となります。》