◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月10日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き7章59節~60節】
7:59 こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼んで、こう言った。「主イエスよ。私の霊をお受け下さい。」
7:60 そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
今日は、ステパノが、最後に語った二つの言葉、その最初の言葉から考えて見たいと思います。
「主イエスよ。私の霊をお受け下さい。」
この言葉に聞き覚えはないでしょうか。
ルカの福音書によれば、
『そのときすでに十二時ごろになっていたが、全地が暗くなって、三時まで続いた。太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。
イエスは大声で叫んで、言われた。
「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」
こう言って、息を引き取られた。
この出来事を見た百人隊長は、神をほめたたえ、
「ほんとうに、この人は正しい方であった。」と言った。
また、この光景を見に集まっていた群衆もみな、こういういろいろの出来事を見たので、胸をたたいて悲しみながら帰った。(ルカの福音書23:44~23:48)』と書かれています。
しかも、主イエス様のこの言葉は、ルカだけが書き記しています。
つまり「光景を見に集まっていた群衆」の中に、ステパノが居合わせた可能性が非常に高いと言うことなのです。
ステパノは、主イエス様が十字架にかけられる以前からの信者ではなく、聖霊降臨日の後に救われた者です。
そして、主イエス様が三年半にわたる公生涯に、明らかに大人として生存しており、イエス様の教えも、また奇跡の御わざも目にし、そして十字架刑の場面にも立ち会ったことは、十分にあり得ることなのです。ちなみにサウロもです。
かつては、主イエス様の敵であり、十字架刑に同意していたユダヤ人(ユダヤ人でなければ宗教裁判にはかけられません)が、この時には、主の証人として、栄光の輝きの中に凱旋して行くのです。
天におられる主イエス様も、そして大勢の御使いたちも、この時スタンディングオーベーションを送っていたに相違ないのです。》