• 日々のみ言葉 2019年2月14日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年2月14日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き8章1節~2節】
    8:1 サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たち以外の者はみな、ユダヤとサマリヤの諸地方に散らされた。
    8:2 敬虔な人たちはステパノを葬り、彼のために非常に悲しんだ。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日から使徒の働きも第8章に入りました。

     今日も同じ箇所からです。

     エルサレムの教会に対する激しい迫害が、その日から起こった、とルカは書き記しています。
     まず、主イエス様の教会、すなわちエルサレム初代教会に集っていたユダヤ人に対して、迫害そして追放することを、議会が決議したことは間違いありません。

     そしてその任を命じられ、あるいは一任されたのがサウロであったわけです。ユダヤ議会は、神殿の警備の為の兵を大勢持っていましたから、その兵を動かす全権を任され、教会に踏み込んだと思われます。

     そして捕らえられた者もいたかと思われますが、多くのクリスチャンたちは、エルサレムから逃れて、ユダヤ地方とサマリヤ地方に散らされたのです。

     この時、エルサレム教会には、すでに救われた男性の数は、ゆうに五千人を超えており、その家族を合わせますと、二・三万人の大所帯であったわけです。
     ほとんどの者は、自分の国に戻り、あるいは難を逃れて、ユダヤとサマリヤ地方に逃げたと言うのです。

     しかし十二使徒と、おそらくペンテコステの時に居合わせた百二十名の者たちは、一時教会からは非難しましたが、エルサレム市内に潜伏したようです。

     まさに主イエス様が十字架にかけられた直後の再現とも言えるくらいです。

     ここで前後しますが、石打の場に捨て置かれたステパノの遺体を、敬虔な者たち、すなわち教会の仲間が、ステパノを葬ったとされています。また彼の為に非常に悲しんだと、ルカは注釈を付け加えています。

     この人たちは誰であったのでしょうか。

     一つの推測が考えられます。

     使徒の働き6章によれば、
    『その頃、弟子たちが増えるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりにされていたからである。
     そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。
    「私たちが神の言葉をあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします。」
     この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、この人たちを使徒たちの前に立たせた。(使徒の働き6:1~6:6前半)』と書かれいます。

     つまり、ギリシヤ語を使うユダヤ人たち、そして彼らのうちのやもめたちが考えられるのです。
     なぜなら彼らはステパノを心から信頼し、また愛していたからです。》

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