◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月23日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き8章16節】
8:16 彼らは主イエスの御名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊がまだだれにも下っておられなかったからである。
◎ショートメッセージ
《エルサレム初代教会は、最も権威のある使徒のチーム、すなわちペテロとヨハネを送り出して来ました。
しかし、ルカは不思議なことを書き記しています。
すなわち、伝道者ピリポによって、サマリヤの町の人々が、神の国と主イエス様についての証しを聞き、そして主イエス様を信じて、バプテスマを受けたにもかかわらず、
何と、
『彼らは主イエスの御名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊がまだだれにも下っておられなかったからである。』と言うのです。
このことについて、どのように考えたら良いのでしょうか。
多くのプロテスタント教会では、人が悔い改めて、主イエス様を「救い主」と信じ、救われた時に、「聖霊のバプテスマ」も同時に受けると言う教理を教えて来ました。
私の敬愛します尾山令仁先生も、その著書「使徒の働き下巻」においては、そのような解釈をされております。
しかし、「使徒の働き」を出版された以後に、尾山先生は「聖霊のバプテスマ」を受けられたのです。
その証しとして、「まさかバプテスマが二段階あるとは思いませんでした。」と言われました。
考えても見て下さい。
イエス様が、十二使徒を二人一組、6チームに分けて遣わされた時、確かに彼らは聖霊様と共にいたのです。
マルコの福音書によれば、
『また、十二弟子を呼び、ふたりずつ遣わし始め、彼らに汚れた霊を追い出す権威をお与えになった。また、彼らにこう命じられた。
「旅のためには、杖一本のほかは、何も持って行ってはいけません。パンも、袋も、胴巻きに金も持って行ってはいけません。くつは、はきなさい。しかし二枚の下着を着てはいけません。」
また、彼らに言われた。
「どこででも一軒の家にはいったら、そこの土地から出て行くまでは、その家にとどまっていなさい。もし、あなたがたを受け入れない場所、また、あなたがたに聞こうとしない人々なら、そこから出て行くときに、そこの人々に対する証言として、足の裏のちりを払い落としなさい。」
こうして十二人が出て行き、悔い改めを説き広め、悪霊を多く追い出し、大ぜいの病人に油を塗っていやした。(マルコの福音書6:7~6:13)』と書かれています。
彼ら自身の力で悪霊を追い出し、病人をいやしたのではありません。聖霊が働かれたのです。それこそが、主イエス様が与えられた権威なのです。
しかし、主イエス様の十字架と復活と昇天の後に、ペンテコステ(聖霊降臨)があります。その時に彼らは「聖霊のバプテスマ」を受けるのです。これこそが、二段階あることの証拠なのです。
明日も同じ箇所から、考えて見たいと思います。》