◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月22日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き8章14節~15節】
8:14 さて、エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が神の言葉を受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネを彼らのところへ遣わした。
8:15 ふたりは下って行って、人々が聖霊を受けるように祈った。
◎ショートメッセージ
《エルサレム初代教会に多く集っていた信徒たちは、ユダヤ最高議会の決議によって、サウロと言うパリサイ派の青年によって、迫害を受けることになりました。
その為、多くの信徒たちは、自分の国に戻って行き、またユダヤやサマリヤの町へと散らされたのです。
初代執事として選ばれた七名の、聖霊に満たされた神の器のうち、リーダーであったステパノは殉教し、残りの六名の執事たちは、それぞれ二人一組になって遣わされたと思われます。
なぜなら二名一組のチームとして、伝道に遣わされることを、主イエス様が決められたからです。
さて、その確固たる証拠として、エルサレムに潜伏して残っていた十二使徒は、サマリヤの町に、リバイバルが起きたことを聞き、ペテロとヨハネの二人の使徒を、ピリポのいる町に遣わしたのです。
この連絡は、ピリポと行動を共にしたもう一人の執事によってもたらせられたに違いありません。なぜなら当時には、電話やメールなどはありませんから。
何度も言いますが、イエス様は、かつて十二使徒を6組のチームに分けて、それぞれ別な場所に伝道の為に送り出されました。
その時の人選は、使徒たちの判断に任せたのではなく、イエス様ご自身が、それぞれのパートナーを決められたことは、間違いないことです。
なぜなら、3組の実の兄弟がいたからです。すなわちペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネ、そして取税人マタイ(レビ)とヤコブです。
もし彼らに任せたとしたら、兄弟同士で組んだからです。なぜなら弟は兄に従わなければならなかったからです。ユダヤ社会は男性中心社会であると同時に、年功序列を伴った社会だからです。
イエス様は、使徒の中において最も年齢の高いペテロに、一番若いヨハネを組ませたのです。
それゆえ、ペテロとヨハネの二人は、午後三時に、エルサレムの神殿に祈りに行く時に、「美しの門」において、生まれつき足のきかない男と出会うことになるのです。
この時、エルサレム初代教会は、最も権威のある使徒のチームを送り出して来ました。その必要性があったからです。これも聖霊の導きによるのです。
そして、生まれたばかりのサマリヤの信徒たちに、聖霊のプテスマを授けることになるのです。》