• 日々のみ言葉 2019年3月12日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年3月12日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き9章1節~2節】
    9:1 さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司のところに行き、
    9:2 ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるよう頼んだ。それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いて来るためであった。

    ◎ショートメッセージ
    《さて今日から使徒の働きも第9章に入ります。
     何と言いましても、使徒の働きにおいて、最大のクライマックスと言って良いほど、サウロの劇的な改心の場面となります。
     まるで物語のような出来事です。

     ところで、昨年映画化され、昨年十一月に日本で上映された「パウロ(愛と赦しの物語)」のDVDが、この四月から発売されます。ぜひともご覧下さることをお勧めします。

     パウロとルカが、使徒の働きの後半において、行動を共にしたことは、皆さんも良く知っての通りですが、この映画では、以前パッションにおいて、イエス・キリストを演じましたジム・ガビーゼルがルカ役を担当し、ルカの目から見たパウロと言う観点で、物語は制作されています。
     筆者もまだ見てはいませんので、今から発売を楽しみにしています。

     さて、サウロを通して、エルサレムにありました主の教会は激しい迫害を受けることになりました。
     よって、エルサレム市内に留まっていた信徒たちは散らされ、ある者は自分が本来住んでいた国へと戻り、ある者はユダヤ地方やサマリヤ地方に向かったのです。しかし十二使徒たちはエルサレムに留まったとのことでした。

     この為、教会の執事であったピリポもサマリヤの町に向かい、大きなリバイバルを起こす切っ掛けとなったことは、今まで学んだ通りです。

    「さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司のところに行き、」
     とルカは書き記していますが、エルサレム市内の家々の教会を荒らしただけでなく、今度は、ダマスコにいる主の弟子たちを一掃したいと思い、ユダヤの最高議会議長である大祭司の所に行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるように頼んだのです。

     これは、ユダヤ最高指導者による捕縛の許可を得るためであり、またユダヤ人の兵士を動かし、ダマスコのユダヤの指導者たちに協力を求める為であったわけです。

     この大祭司が誰であるのか、ルカは明らかにしていませんが、主イエス様を十字架につけた大祭司カヤパであった可能性は、非常に高いかと思います。

     それにしましても、大祭司カヤパは何時まで罪を犯し続けるのでしょうか。

     聖書には書かれてはいませんが、バチカンに保存されています「カヤパの報告書」によりますと、主イエス様が復活されてからしばらくして、カヤパ本人に直接生きておられる御姿を現わされたにも関わらず、信徒を、いや主イエス・キリスト自身を迫害し続けるのですから。

     これは私の推測ですが、この時点のカヤパは、まだ最高の地位に留まるのか、はたまた本物の神様を取るのか、本当に迷い続けていたのではないでしょうか。

     サウロが救われてしばらくした後に、大祭司が交代します。

     その時には、カヤパはすべてを捨てて主の弟子になったのかも知れません。当然、前大祭司の義父アンナスからは破門され、妻からも離別されることになりますが。その辺りのことは全く分かりません。

     しかし主イエス様のお言葉は、やはり真実なのです。

    「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。(マタイの福音書16:26)

     明日も同じ箇所からとなります。》

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