◇◆◇日々のみ言葉
2019年12月5日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き18章22節】
18:22 それからカイザリヤに上陸してエルサレムに上り、教会にあいさつしてからアンテオケに下って行った。
◎ショートメッセージ
《パウロとシラスとテモテの一行は、コリントからシリヤへ向けて出帆しました。その時、同僚のプリスキラとアクラも同行したのです。
船がエペソに着くと、パウロの一行は、プリスキラとアクラをエペソに残し、自分たちだけが会堂にはいって、ユダヤ人たちと論じました。
パウロの一行は、短期間のとどまりに過ぎませんでしたが、主イエス様の選びの計画によって、ここに「エペソ教会」が誕生したのです。
奇跡的に救いに導かれたユダヤ人たちや、異邦人の人々は、パウロにもっと長くとどまるように頼みました。
しかしパウロは、聖都エルサレムにて行なわれる「過越の祭」に出席することを強く願っており、おそらくこのことがケンクレヤで髪を剃ったことと関係していると思われますが、パウロは
「神のみ心なら、またあなたがたの所に帰って来ます。」と言って別れを告げ、エペソからカイザリヤ行きの船に乗ったのです。
それからカイザリヤに上陸しました。ところで、「カイザリヤ」と言う港町に覚えはありませんか。
そうです。イタリヤ隊の百人隊長コルネリオが住んでいる町なのです。
『さて、カイザリヤにコルネリオという人がいて、イタリヤ隊という部隊の百人隊長であった。彼は敬虔な人で、全家族と共に神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつも神に祈りをしていたが、ある日の午後三時ごろ、幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。御使いは彼の所に来て、
「コルネリオ。」と呼んだ。
彼は、御使いを見つめていると、恐ろしくなって、
「主よ。何でしょうか。」と答えた。すると御使いはこう言った。
「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。さあ今、ヨッパに人をやって、シモンとう人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリオはそのしもべたちの中のふたりと、側近の部下の中の敬虔な兵士ひとりとを呼び寄せ、全部のことを説明してから、彼らをヨッパへ遣わした。(使徒の働き10:1~10:8)』と、ルカは書き記しています。
もちろんパウロたちは、コルネリオのことをペテロから聞いています。もしかしたらすでにパウロとコルネリオは顔見知りであったのかも知れません。
さて、パウロの一行は、この後徒歩でエルサレムに向かいました。そしてパウロが言うように、エルサレムで「過越の祭」を巡礼し、エルサレム教会の牧師ヤコブ、そして重んじられているペテロ(ケパ)とヨハネに、報告を兼ねて挨拶してから、母教会「アンテオケ教会」に戻って行ったのです。》