• 日々のみ言葉 2019年12月12日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年12月12日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き19章1節~2節】
    19:1 アポロがコリントにいた間に、パウロは奥地を通ってエペソに来た。そして幾人かの弟子に出会って、
    19:2 「信じたとき、聖霊を受けましたか。」と尋ねると、彼らは、「いいえ、聖霊の与えられることは、聞きもしませんでした。」と答えた。

    ◎ショートメッセージ
    《さて今日から、使徒の働きの学びは、第19章に入ります。

     パウロはルカを伴って、第三回伝道旅行の為にアンテオケ教会を、紀元53年秋頃に出発しました。
     そしてガラテヤの地方およびフルギヤを巡って、すべての主の弟子たちを力づけたのです。もちろん、エペソに再訪する予定でおりました。
     その頃のことです。アレキサンドリヤ生まれのアポロがエペソにやって来て、力強く主イエスのことを伝道したのです。その雄弁な言葉に、多くの者が弟子となりました。

     しかし、彼は、洗礼者ヨハネの悔い改めのバプテスマしか知りませんでした。彼のメッセージを聞いたプリスキラ夫婦は、彼を家に招いて、その教えを正したのです。
     おそらくアポロは、プリスキラ夫婦によって洗礼を授けられ、聖霊のバプテスマも受けたと思われます。
     アポロは、アカヤ州の首都コリントへ渡ることを願い出たので、エペソ教会の兄弟たちは彼を励まし、コリント教会の弟子たちに、彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いて手渡したのです。
     アポロは、喜びと力に満ちて、コリントに渡り、そこに着くと、すでに信者になっていた人たちを大いに助けたのでした。

     そんなことが起こっていた時です。使徒パウロはルカと共に奥地を通ってエペソにやって来ました。おそらくアポロとはすれ違いであったと思われます。

     パウロは、信者になったばかりの幾人かの弟子に会いました。彼らは、アポロによって信仰に導かれた人々であったのです。

    「信じたとき、聖霊を受けましたか。」

    「いいえ、聖霊の与えられることは、聞きもしませんでした。」

     ルカは、なぜこの記事を詳細にわたって、書き記しているのでしょうか。人は、聖霊によらなければ、誰も「イエスは主です」とは、心の底から告白することは出来ません。
     また自分の罪を認め、悔い改めて、主イエスの十字架の身代わりの贖いを信じるならば、その人は救われ、霊が新しく創造されて、その人の中に聖霊が住まわれるのです。
     これが第一段階なのです。

     つまり、聖霊に満たされる「聖霊のバプテスマ」が別にあるのです。二段階あるのです。だからこそ、ルカは、「聖霊のバプテスマ」について、何度も説明しているのです。
     なぜなら、これこそが「奥義」なのですから。》

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