◇◆◇日々のみ言葉
2019年12月22日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き19章15節~16節】
19:15 すると悪霊が答えて、「自分はイエスを知っているし、パウロもよく知っている。けれどおまえたちは何者だ。」と言った。
19:16 そして悪霊につかれている人は、彼らに飛びかかり、ふたりの者を押えつけて、みなを打ち負かしたので、彼らは裸にされ、傷を負ってその家を逃げ出した。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
「自分はイエスを知っているし、パウロもよく知っている。けれどおまえたちは何者だ。」
もう一度、この言葉に注目して見て下さい。
悪霊に憑かれている人に、主イエス様の御名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって、おまえたちに命じる。」と言ったのは誰でしたか。
そうです。
ユダヤの祭司長スケワの七人の息子たちでありました。ところで彼らの仕事は何でしたか。
そうです。
諸国を巡回しているユダヤ人の魔よけ祈祷師であったのです。彼らは、その仕事で成果を治めていたのです。彼らの力の源は、悪霊です。
悪霊は、神の御子イエス様を知っています。そして使徒パウロも知っています。しかし、祭司長スケワの七人の息子たちには、はっきりと「おまえたちは何者だ。」と言ったのです。
悪霊は、本当に彼らが誰であるのかを知らなかったのでしょうか。
いいえ。知っていました。
彼らは自分たちの陣営に属する者たちであることを。しかしその者たちが、自分たち悪霊が、真に畏れるべき偉大な御名「イエス」の御名によって、命じて来たわけです。
それゆえ、「けれどおまえたちは何者だ。」と言い、悪霊は取り憑いている人を用いて、彼らに飛びかからせ、押えつけ、打ち負かし、裸にし、傷を負わせ、その家から追い出した、と言うわけです。
悪霊は実在します。それは、概念的な「悪」の象徴ではなく、人格を持った邪悪な存在としてです。決しておとぎ話でもなく、また空想でもないのです。
しかし、私たちは「悪霊」に目を向けるのではありません。私たちは、主イエス様の十字架と復活に目を向けるのです。私たちは、神が人となって下さった「永遠の救い主」、「王の王」「主の主」なるお方に目を向けるのです。そのお方がお生まれになられたのが、12月25日なのです。クリスマスなのです。
すべてのことに感謝し、いつも喜び、そして常に神様を礼拝する者のそば近くには、悪霊は近づくことは出来ないのです。》