• 日々のみ言葉 2020年1月13日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年1月13日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き19章32節~34節】
    19:32 ところで、集会は混乱状態に陥り、大多数の者は、なぜ集まったのかさえ知らなかったので、ある者はこのことを叫び、ほかの者は別のことを叫んでいた。
    19:33 ユダヤ人たちがアレキサンデルという者を前に押し出したので、群衆の中のある人たちが彼を促すと、彼は手を振って、会衆に弁明しようとした。
    19:34 しかし、彼がユダヤ人だとわかると、みなの者がいっせいに声をあげ、「偉大なのはエペソ人のアルテミスだ。」と二時間ばかりも叫び続けた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

     エペソの野外劇場に集まってのは、銀細工人もしくは同業者を中心とする異邦人、すなわりギリシャ人やローマ人を中心とした人々でしたが、そこにはユダヤ人もいました。

     もっともこのユダヤ人たちは、主の弟子たちでした。彼らは「アレキサンデル」を前に押し出します。
     アレキサンデルは、エペソ市において、ユダヤ人だけでなく、異邦人にも良く知られ、多かれ少なかれ影響力を持っていたことと考えられます。また、この騒ぎを静める為に、主にある兄弟ガイオとアリスタルコを救い出す為にも、前に進み出たのでした。

     しかし集まっていた群衆は、彼がユダヤ人だと分かったと言うのです。つまり集団と化していたのは、異邦人たちであったことが明白とされています。

    「偉大なのはエペソ人のアルテミスだ」

     今度は、全員が一致して声をそろえて叫び始めたのです。しかも何と二時間ばかりも叫び続けたと言うのです。

     エペソの野外劇場は、半円形状になっており、声も良く通るように設計されていましたから、その叫び声はエペソ市内中に轟いたに違いありません。

     まさに悪魔の仕業です。これと同じことが、主イエス様の時にも起こりました。

     マルコによりますと、
    『そこで、ピラトはもう一度答えて、「ではいったい、あなたがたがユダヤ人の王と呼んでいるあの人を、私にどうせよというのか。」と言った。
     すると彼らはまたも「十字架につけろ。」と叫んだ。
     だが、ピラトは彼らに、「あの人がどんな悪いことをしたというのか。」と言った。しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫んだ。(マルコの福音書15:12~15:14)』と書かれています。

     群衆心理とは恐ろしいものです。そしてその背後には、悪魔が関わっています。人々は自分の意思ではなく、今も空中の権威をもつ支配者の霊に従っているのです。

     しかし、私たちには常に、主イエス様の霊でもあられる聖霊に従い、行動することが求められています。「助け主」であられる御霊は、必ず導いて下さいます。》

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