◇◆◇日々のみ言葉
2020年2月28日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き21章26節~28節】
21:26 そこで、パウロはその人たちを引き連れ、翌日、ともに身を清めて宮にはいり、清めの期間が終わって、ひとりひとりのために供え物をささげる日時を告げた。
21:27 ところが、その七日がほとんど終わろうとしていた頃、アジヤから来たユダヤ人たちは、パウロが宮にいるのを見ると、全群衆をあおりたて、彼に手をかけて、
21:28 こう叫んだ。「イスラエルの人々。手を貸して下さい。この男は、この民と、律法と、この場所に逆らうことを、至る所ですべての人に教えている者です。そのうえ、ギリシヤ人を宮の中に連れ込んで、この神聖な場所をけがしています。」
◎ショートメッセージ
《エルサレム教会の最初の牧師である主の兄弟ヤコブは、
「それで、どうしましょうか。あなたが来たことは、必ず彼らの耳にはいるでしょう。ですから、私たちの言うとおりにして下さい。私たちの中に誓願を立てている者が四人います。この人たちを連れて、あなたも彼らと一緒に身を清め、彼らが頭を剃る費用を出してやりなさい。そうすれば、あなたについて聞かされていることは根も葉もないことで、あなたも律法を守って正しく歩んでいることが、皆に分かるでしょう。」
そこでパウロは、その四人を引き連れて、次の日、共に身を清めて、神殿に入ったのです。
民数記によりますと、
『彼がナジル人としての聖別の誓願を立てている間、頭にかみそりを当ててはならない。主のものとして身を聖別している期間が満ちるまで、彼は聖なるものであって、頭の髪の毛を伸ばしておかなければならない。
彼は、その身を清める日に頭を剃る。すなわち七日目に剃らなければならない。ナジル人としての聖別の期間が満ちた時は、彼を会見の天幕の入口に連れて来なければならない。彼は主へのささげ物として、傷のない雄羊一頭を和解のいけにえとして、ささげなければならない。
ナジル人は会見の天幕の入口で、聖別した頭を剃り、その聖別した頭の髪の毛を取って、和解のいけにえの下にある火にくべる。祭司は煮えた雄羊の肩と、かごの中の種を入れない輪型のパン一個と、種を入れないせんべい一個を取って、ナジル人がその聖別した髪の毛を剃った後に、これらをその手の上に載せる。祭司はこれらを奉献物として主に向かって揺り動かす。その後に、このナジル人はぶどう酒を飲むことができる。」(民数記6:5~6:20抜粋)』となっています。
つまり、身を清め七日目に頭を剃るのです。そしていけにえを捧げる時に、その頭の髪の毛を「和解のいけにえ」の下にある火にくべなければならないのです。その七日がほとんど終わろうとしていた時のことです。突然、事件が起こります。
アジヤから来たユダヤ人とは、ローマ帝国の小アジヤ州から来た者たちのことです。しかもその首都はエペソなのです。そして、このユダヤ人たちは、明らかにパウロを直接知っています。》