◇◆◇日々のみ言葉
2020年3月22日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き23章2節~3節】
23:2 すると大祭司アナニヤは、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた。
23:3 その時、パウロはアナニヤに向かってこう言った。
「ああ、白く塗った壁。神があなたを打たれる。あなたは、律法に従って私をさばく座に着きながら、律法にそむいて、私を打てと命じるのですか。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からさらに学びましょう。
新改訳聖書では、この時実際にパウロが打たれたかどうかは、判断出来かねます。しかし私は打たれたと思うのです。
それは、主イエス様も打たれたからです。
ヨハネの福音書によりますと、
『「なぜ、あなたは私に尋ねるのですか。私が人々に何を話したかは、私から聞いた人たちに尋ねなさい。彼らなら私が話した事がらを知っています。」
イエスがこう言われたとき、そばに立っていた役人のひとりが、
「大祭司にそのような答え方をするのか。」と言って、平手でイエスを打った。
イエスは彼に答えられた。
「もし私の言ったことが悪いなら、その悪い証拠を示しなさい。しかし、もし正しいなら、なぜ、私を打つのか。」(ヨハネの福音書18:21~18:23)』と書かれています。
パウロはアナニヤに言います。
「ああ、白く塗った壁。神があなたを打たれる。あなたは、律法に従って私をさばく座に着きながら、律法にそむいて、私を打てと命じるのですか。」
このパウロの言葉は、大祭司アナニヤの裏事情を知っている者でなければ分からないことです。なぜなら、大祭司職にふさわしからぬ者が、裁きの座にすわっているからです。
「白く塗られた壁」とは、エゼキエル書からの引用です。
エゼキエル書によりますと、
『実に、彼らは、平安がないのに『平安。』と言って、私の民を惑わし、壁を建てると、すぐ、それをしっくいで上塗りしてしまう。
しっくいで上塗りする者どもに言え。『それは、すぐはげ落ちる。』大雨が降り注ぎ、私が雹を降らせ、激しい風を吹きつける。
すると、壁が倒れ落ちる。人々はあなたがたに向かって、『上塗りしたしっくいはどこにあるのか。』と言わないだろうか。(エゼキエル13:10~13:12)』と書かれています。
つまり表面をいくら白くきれいに塗ったとしても、すぐ剥がれてしまい、化けの皮がはがれると意味です。
たとえ、本人にしか分からない罪であったとしても、すべての罪を主イエス様は知っておられます。誰であっても「白い御座のさばき」の場において、申し開きをしなければなりません。
日本の国会でよく聞かれます「記憶にございません」は、真の神様であられる主イエス様の御前では、一切通用しないのです。》