• 日々のみ言葉 2020年7月16日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年7月16日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書2章1節~2節】
    2:1 イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
    2:2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書の学びは、2章に入りました。昨日と同じ箇所からとなります。
     イエス様が、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムで誕生されたときのことです。東方の博士たちがエルサレムにやって来ました。東方とは、バビロン地方であると言われています。今で言いますならばイラクに当たります。かつてイラクのフセイン大統領は、バビロン復興を真剣に手がけていました。

     博士たちとは、三人であったことが伝えられています。7世紀において、その名前はメルキオール、バルタザール、カスパールであることが、一般的とされています。

    「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」

     三博士が、幼子主イエスのもとにやって来たのは、比較的初期の時代には、マタイによる福音書2章16節に基づいて、誕生の2年後であったと思われていました。
    『その後、ヘロデは、博士たちにだまされたことがわかると、非常におこって、人をやって、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。その年令は博士たちから突き止めておいた時間から割り出したのである。(マタイの福音書2:16)』
     しかし、次第にアウグスティヌスの影響によって、誕生後の13日目というのが普及するに至ったのです。

     これは、新約聖書からも十分に計り知れることです。
     マタイによりますと、
    『すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
     そしてその家にはいって、母マリヤと共におられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。(マタイの福音書2:9 ~2:11抜粋)』と書かれています。

     主イエスは、馬小屋あるいは家畜小屋においてお生まれになられました。しかしそれは小屋ではなく、横穴式の洞窟であったことが事実とされています。しかし、三博士が礼拝に来る場所は、洞窟の家畜小屋ではなく家なのです。

     ヨセフとマリヤは、イエスが生まれてから8日目に、エルサレムに出向き、イエスに割礼を授けてもらいます。
     その後マリヤは、すぐ近くのエンカレムに行き、ザカリヤと従姉妹エリサベツと生後6ヶ月のバプテスマのヨハネに会っていることは、十分に考えられることです。
     この時、イエスとバプテスマのヨハネは、幼子でしたが、顔を見合わせているはずなのです。霊は分かるのです。

     ところで、ヘロデ大王が死ぬのは紀元前4年のことです。この真実から、主イエスが生まれたのは、紀元前6年頃となります。また天文学者ケプラーが主張しますように、紀元前7年か6年に、木星と土星が一つに重なった時と、見事に一致するのです。》

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