◇◆◇日々のみ言葉
2021年8月26日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書18章17節】
18:17「それでもなお、言うことを聞き入れようとしないなら、教会に告げなさい。教会の言うことさえも聞こうとしないなら、彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、弟子たちに「教会の戒規」について教えておられます。
「また、もし、あなたの兄弟が罪を犯したなら、行って、二人だけのところで責めなさい。もし聞き入れたら、あなたは兄弟を得たのです。もし聞き入れないなら、他に一人か二人を一緒に連れて行きなさい。二人か三人の証人の口によって、すべての事実が確認されるためです。」
そして、次に言われたことが、本日のみ言葉です。
実は、主イエスが十二弟子たちに「教会」について話されるのは、これが二度目なのです。一度目は、マタイの福音書によりますと、
『さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれた時、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は人の子を誰だと言っていますか。」彼らは言った。
「バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。また他の人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。」
イエスは彼らに言われた。
「あなたがたは、私を誰だと言いますか。」シモン・ペテロが答えて言った。
「あなたは、生ける神の御子キリストです。」するとイエスは、彼に答えて言われた。
「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいます私の父です。では私もあなたに言います。あなたはペテロです。私はこの岩の上に私の教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。私は、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」(マタイの福音書16:13~16:19)』と、書かれています。
ここで、初めて主イエスは、教会と言う奥義を弟子たちに教えられたのです。そして、
「何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」と言われた言葉に、教会の戒規のことが、ほのめかされています。
ここで、主が言われる「教会」とは、そこに集まっている信徒全員を指します。もちろん、まとめ役でもある指導者や牧師がいることは間違いありません。
さて、それでも悔い改めない場合には、主イエスはこう言われています。
「彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。」と。
この言葉は、非常に厳しい言葉です。この言葉を、かつて取税人であったマタイと弟アルパヨの子ヤコブはどのように聞いたのでしょうか。真意は、悔い改めるまで、一時教会から離しなさい、と言うことだと思うのです。》